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生理貧血に注意!あなたのふらっとなる本当の原因から予防・対処を | crana クレーナ

生理貧血に注意!あなたのふらっとなる本当の原因から予防・対処を

生理中、フラッと立ちくらみがしたり鏡を見た時に顔色が悪いことに気づいたりして「あれ、貧血?」と思うことがありませんか。

女性は生理が原因で貧血になりやすいのですが、貧血を意識して具体的な対策を行っている人はそれほど多くないようですね。

貧血になると頑張りたくても元気が出ないし、顔色がさえないので周りに「大丈夫?」と心配されてしまいがちです。また、実は貧血はそのままにしておくと悪化してしまうので早めの対策が必要なのです。

どうすれば女性は生理による貧血を防ぐことができるのでしょうか。きちんと知っておきたい貧血の原因、対処法についてまとめました。

生理中に貧血症状が起こりやすい3つの理由

生理中は、女性の月のリズムの中で最も不調の起こりやすい時期といえるでしょう。これは、生理の出血、ホルモンや自律神経のバランスの乱れが関係しています。

特に生理中は「フラフラする」「疲れやすい」「顔色が悪い」など、いわゆる貧血症状の起こる人が多くなります。

たとえば、生理中の貧血症状には次のようなものがあります。

  • 疲れやすい
  • 倦怠感がある
  • 顔や声に生気がない
  • 顔色が悪い(青白い、黄色くくすんで見える)
  • 頭痛や吐き気がする
  • ちょっと動くと息切れ・動悸が起こる
  • 日中に眠くて仕方がない
  • まぶたの裏をめくると、いつもよりも白っぽく見える

生理中は元気が出ず、表情や仕草にもけだるそうな感じが出てしまうので、周りの人からも「具合悪いの?」「大丈夫?」と声をかけられることがあるかもしれませんね。

実は女性は男性に比べ、非常に貧血が起こりやすくなっています。その原因は毎月の生理です。

貧血というのは、赤血球に含まれる色素「ヘモグロビン」が減るために血液が酸素をスムーズに運搬できなくなる状態のこと。

ヘモグロビンには酸素を細胞のすみずみに酸素を送る役割があり、ヘモグロビンが減ると酸素の運搬量が少なくなるため、からだが「酸欠状態」になって機能が低下してしまいます。

女性は生理の出血でヘモグロビンが減りやすく、からだが酸欠状態におちいって、フラフラしたり元気が出なくなったりするのです。

ただ、1回の生理で損失される出血量やヘモグロビンの量はそれほど多いわけでないので、女性が必ずしも生理で貧血を起こすというわけではありません。

生理中の貧血は次に挙げる原因によって起こっています。

  1. 月経過多による出血多量
  2. 鉄欠乏性貧血や体内の鉄不足が起こっている
  3. 自律神経のバランスが乱れてめまいや立ちくらみが起こっているだけ

では、なぜ生理で貧血を起こす人がいるのか、それぞれの理由について説明をしていきましょう。

1.月経過多による貧血症状の対策、予防法

正常な範囲の生理は貧血に結び付くほどの出血量を伴っていないので、生理ですぐに貧血症状が起こるとは限りません。

しかし、生理中に立ちくらみや動悸などの貧血症状がはっきりみられる場合は、生理の出血量が正常範囲を超えるために貧血を起こしている可能性も考えられます。

「月経過多」とは?

月経量が正常な範囲を超える生理を「月経過多」といいます。

日本産科婦人科学会ではでは、150ml以上の経血を過多月経と定義していますが、はっきり判断することは難しいと言われています。

経血量には年齢やその月々の体調によって差があり、花王の調査では全経血量は19~252g、平均で82gという結果が得られています。

「経血量が多いかも」と感じている人は、けっこう多いようですね。ただし「ドバッと出たから」「ナプキンから漏れたから」と個人で判断基準が異なるため、必ずしも「経血量が多いと感じる=月経過多」とは限りません。

経血には子宮内膜や酵素などが含まれ、すべてが血液でできているわけではないためです。

ちなみに1回の生理で損失される血液の量は平均で37mlといわれています。(参照…独立行政法人 日本スポーツ振興センター「コンディショニングブック」より)

正常な生理の場合、4~7日間かけて損失する血液の量は、1回200㏄の献血と比べても決して多くはないわけですね。

ただし、からだになんらかの原因があると、それ以上の血液の損失を伴う月経過多が起こり、貧血が起こりやすくなります。

もし生理で次のような特徴があれば、月経過多の可能性が考えられます。

  • 経血量の多い日が8日以上続く
  • 経血量の多い日にナプキンが1時間持たない
  • 手のひら大の大きなレバー状のかたまりが出てくる

(参照…花王「ロリエ」)

月経過多の人は、ナプキンを頻繁に替えないといけない、血液の漏れが気になる、貧血でめまいやたちくらみなどが起こりやすくなる、といった問題が切実になるだけでなく、月経過多の原因をはっきり確認する必要も出てきます。

月経過多による貧血を予防するには

月経過多の原因はさまざまで、体質やホルモンバランスが関係していることもあれば、子宮の病気が原因になっている場合があります。

生理がおかしいと思ったり貧血を伴ったりするときには、早めに婦人科を受診しましょう。

毎月の経血量が多い、経血量が増えてきた、強い生理痛や下腹部痛を伴う、という自覚症状のある人は、子宮筋腫や子宮内膜症が疑われます。早めに婦人科を受診しましょう。

2.鉄欠乏性貧血、鉄不足による貧血症状の対策、予防法

生理に問題はなく経血量が正常範囲な人でも、普段から体内に貯蓄してある鉄が少ない人は、生理の出血によってさらに鉄が不足し、貧血を起こすことがあります。

女性に多い「鉄欠乏性貧血」とは

鉄が欠乏して起こる貧血を「鉄欠乏性貧血」といいます。ヘモグロビンの材料になる鉄が不足するとヘモグロビンがスムーズに作れなくなり、血液中のヘモグロビンが正常な範囲よりも少なくなってしまいます。

体内に存在する鉄の約7割は血液に含まれているので、女性は経血と一緒に鉄を損失することで容易に鉄不足が起こりやすくなっています。

貧血には、ビタミンB12や葉酸が不足して起こる「巨赤芽球性貧血」や病気によって起こる貧血などさまざまな種類がありますが、貧血の約9割は鉄欠乏性貧血です。

鉄欠乏性貧血が男性にほとんど見られないことからも、その原因は女性の生理にあることがうかがえます。

女性では、約2割に鉄欠乏性貧血の人がみられます。さらに女性の約3割は、体内の鉄が不足している「貧血予備軍」であることも分かっています。つまり女性の約5割もの人が鉄不足におちいっている、ということになります。

毎月の生理で慢性的な鉄不足に

月経過多ではないのに生理で貧血を起こす人は、慢性的にからだの鉄が不足していることが考えられます。

ヒトは生理に関係なく、1日に約1mgの鉄を汗、尿や便などから自然に排泄しています。

1日の生理で損失される鉄の量は約0.5~1mgとされるので、生理のない人は1日に鉄を1mg損失しているのに対し、生理中の女性は1日に合計1.5~2mgの鉄を損失していることになります。

生理のない人は1か月に約30㎎の鉄が排泄されますが、生理のある女性は1か月に約40~55mgの鉄を損失する計算になります。

しかし生理中の出血量や鉄の損失量そのものはそれほど多くないため、生理が1日来たくらい、生理が1回来たくらいの出血なら、食事から補給する鉄でヘモグロビンを作ることができるので、すぐに貧血症状が起こるということはありません。

ただ、1回の生理で生じる鉄不足はわずかでも、食事から鉄の補給が間に合っていない場合は、毎月の生理の積み重ねで体内の鉄不足がゆっくりと進行していきます。

からだに必要な栄養素のなかでも一部のビタミンは、体内で作り出すことができ不足しにくいものもあるのですが、鉄は体内で生成することができません。

そのため、鉄は毎日の食事から欠かさず補給していく必要があります。特に血液の損失がある女性は多めの鉄が必要です。

しかも鉄は非常に吸収されにくい性質があるため、意識して多めに摂取していかなければ、からだに十分な量の鉄をストックさせることができません。

鉄不足の症状はあまり自覚することがないうえ、一般の貧血検査でも見つけることができないため、気づかないうちに貧血予備軍になってしまうことが多いのです。

からだに貯蓄してある鉄が不足しているかきちんと知るには、医療機関でフェリチン(鉄を貯蓄しておくためのたんぱく質)の数値を測定する血液検査を受けに行く必要があります。

からだに貯蓄される鉄不足の問題は注目されるようになってきていますが、フェリチンを調べる検査はそれほど一般的でないこともあり、どうしても鉄不足は見過ごされることが多いようです。

あなたは鉄不足の症状が起こっていませんか?

自分で鉄不足に気づくためには、生理中または生理以外のときに次のような貧血症状が起こっていないかチェックしてみるのがおすすめです。複数の症状がみられる場合は、鉄欠乏性貧血または鉄不足を疑いましょう。

  • 疲れやすい
  • 手足が冷えやすい
  • 顔色が悪い、目の下にくまができる
  • 階段をのぼる時に息切れや動悸がする
  • 日中でもすぐ眠くなる
  • 肩こりや頭痛が起こりやすい
  • すぐイライラする
  • 朝の寝起きが悪い
  • あまり食欲がわかない
  • 爪が欠けやすい

貧血になると、まず疲れやすさやだるさを感じることが多くなるのですが、これは、細胞がエネルギーを作り出すときに必要な酸素が不足して、からだがすぐエネルギー切れしてしまうために起こっています。

また、動悸や息切れが起こりやすいのは、酸素不足でからだの機能が低下するのを防ごうとして、心臓がたくさんの酸素を全身に送り出そうとポンプ機能を必死に動かすためです。

貧血の人は顔色が悪くなります。これは、酸素と結びつくことで鮮やかな赤色になるヘモグロビンが酸素不足で暗赤色に変わり、皮膚の上から血管をすかして見た時に青っぽくなるためです。

特に目の下は皮膚がとても薄いので毛細血管がすけやすく、貧血になると目の下に青いくまができやすくなります。また下まぶたをめくると、毛細血管の赤みが減って白っぽく見え、貧血かどうかチェックするときの目安になっています。

貧血になると、肌、髪のツヤがなくなったり爪が割れやすくなったりします。これは、細胞の新陳代謝(新しい細胞への生まれかわり)の必要な酸素が十分に送り届けられないため、皮膚、髪、爪の成長がとどこおってしまうためです。

特に心臓から遠い指先は血行がとどこおりやすく、貧血になると爪に不調が反映されやすくなります。

眠気は脳の酸欠によって起こります。脳に酸素が十分に送られず、エネルギー不足になってしまうのです。ボーッとしたり集中力が低下するのも、酸欠による脳機能の低下が原因です。

上記の症状に思い当たりがあり、次に挙げる特徴にあてはまる人は、特に鉄欠乏性貧血になりやすいので注意が必要です。

  • 鉄欠乏性貧血になりやすい人
  • ダイエットをしている
  • 肉や魚をあまり食べない
  • 食事を抜くことがある
  • 激しい運動をしている
  • 成長期の女性(中高校生)

鉄不足を予防・改善するには

生理のある女性は誰でも鉄が不足しやすいので、生理中はもちろん、普段から鉄を含む食品を積極的に食べて体内に鉄を貯蔵していくことが大切です。

1日に必要な鉄は、次の通りです。

▼成人1日あたりの鉄の推奨量

女性(月経あり) 10.5mg
女性(月経なし) 6.0~6.5mg
男性 6.5~7.5mg

1日に排泄される鉄は1mgなのに、推奨量が1mgよりも多く設定されているのは、鉄の吸収率が約10~20%と低く、1mgの鉄を得るためには多めに摂取しなければならないためです。

鉄には動物性食品に含まれる「ヘム鉄」と植物性食品に含まれる「非ヘム鉄」があり、ヘム鉄の吸収率が10~20%くらいなのに対し、非ヘム鉄はそれ以下とかなり吸収されにくくなっています。

ですから鉄が不足している人はなるべく、ヘム鉄を含む食品を選んで食べるのがおすすめです。

▼1食分の食品から摂取できる鉄

ヘム鉄を含む食品 鉄の含有量(mg) 非ヘム鉄を含む
食品
鉄の含有量
(mg)
豚レバー50g 6.5 豆乳200mg 2.4
鶏レバー50g 4.5 乾燥ひじき5g 2.2
牛ヒレ肉100g 2.8 がんもどき1個60g 2.1
かも50g 2.2 納豆1パック 1.3
かつお70g 1.4 こまつな50g 1.0
豚ヒレ肉100g 1.1 たまご1個 0.9
しじみ20個 1.0 ピュアココア1杯分 0.7

 
(参照…文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂))

ただ、動物性食品を食べ過ぎると、ほかの栄養素のバランスが悪くなってしまうので、ヘム鉄にあわせて非ヘム鉄も摂取するのが理想的です。その場合は、鉄の吸収を促進させるビタミンCを一緒に摂取するとよいでしょう。

例えば料理にレモン果汁をかけたり、サラダにビタミンCの豊富なパプリカやブロッコリーを食べる、デザートにキウイフルーツ、オレンジを食べるのがおすすめです。

紅茶に含まれるタンニンは鉄の吸収を妨げるので、少しでも鉄の吸収率を高めたいときは食事のときに紅茶以外の飲み物を選ぶようにしましょう。

また、激しい運動をしている人、成長期の人は、鉄だけでなく血液を作るたんぱく質、からだのエネルギー源となる糖質や脂質もバランス良く摂取してください。

3.貧血と似ている、自律神経の乱れによるめまいや立ちくらみ

生理中は貧血でない人にも、めまいや立ちくらみなど貧血に似た症状がおこりやすくなります。

これは生理中に自律神経のバランスが乱れて血行がとどこおり、脳の血流が減って一時的に脳機能が低下するために起こっています。

一般に「脳貧血」と呼ばれますが、貧血とは関係ありません。

低血圧の人、ホルモンバランスが乱れやすい人に起こりやすく、生理前にもPMSの症状としてあらわれることがあります。

脳貧血を予防するには

めまいや立ちくらみが起こったときは、倒れてケガするのを防ぐため、すぐしゃがむか、応急処置でかかとの上げ下げをして脚の血行を促進させてやるとおさまります。

めまいや立ちくらみが起こりやすい人は、自律神経やホルモンのバランスを整えるため、規則正しい生活を心がけましょう。

特にめまいや立ちくらみは睡眠不足のときに起こりやすくなるので、生理前から生理中にかけては睡眠をしっかりとって体調を整えることが大切です。

また、疲れやすい、息切れしやすい、といった貧血のような症状が気になる人は、一度内科を受診して血液検査を受けておくこともおすすめします。

ヘモグロビン濃度が正常範囲より低く貧血であることが分かっても、しばらく鉄剤を内服すれば貧血を回復させることができます。

貧血のような症状が長く続く場合は、何らかの出血が慢性的に続いていることも考えられ、原因を見つけるための検査も必要になります。自己判断をせず、医療機関で原因をはっきりさせるのが安心です。

生理不順、不妊症の原因にも。貧血は早めに治しましょう

鉄や血液は、女性ホルモンを作ったり子宮・卵巣の機能を維持するためにも必要です。貧血を放置して悪化してしまうと、ホルモンバランスが乱れて生理不順や不妊症を引き起こすこともあります。

特に、ダイエットをしている人やスポーツで鉄をたくさん排泄している人は鉄が不足しやすいので生理による貧血に気をつけてください。

女性が生理のために鉄不足や生理中の貧血を起こすことは珍しくない、ということがおわかりいただけたかと思います。どの女性も普段から鉄の多い食べ物を意識して食事に取り入れ、鉄不足を防ぎましょう。

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