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自律神経を整える音楽の3つの特徴。医療現場も取り入れる音楽のチカラ | crana クレーナ

自律神経を整える音楽の3つの特徴。医療現場も取り入れる音楽のチカラ

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音楽には自律神経のバランスを整える効果があります。BGMを流すだけで自律神経のバランスが整い心身の調子が良くなるなんて嬉しいですよね。

でも音楽を選ぶ時には、ちょっとしたコツも必要になります。そこで、この記事では、音楽が自律神経のバランスを整えるメカニズムや音楽を選ぶ時のポイントについて説明していきたいと思います。

療法にも使われている音楽にはどのような効用があるの?

音楽を聴くとリラックスしたり感動したりするように、音楽は人の精神状態にはたらきかける力を持っています。

音楽には心の癒しやからだの健康をもたらす良い作用があることもわかっています。そのため、医療現場や福祉施設などでは「音楽療法」を取り入れ、症状の改善や身体機能の向上に役立てているところが増えてきています。

驚くことに、音楽がからだや心に良い作用がもたらすことは、すでに紀元前には知られていました。人々は体験的に自然と音楽の効用に気づき、音楽とかかわりながら生活してきたのですね。

私たちも経験から、理屈抜きに音楽が良いものだということは認めることができますし、医学的にも音楽を聴くと次のような効用が得られることが明らかになっています。

音楽の効用
  • 気分をリラックスさせる
  • 気分を爽快にする
  • 自律神経のバランスを整える
  • 脳の緊張をやわらげ機能を高める

ただ、音楽ならどのような曲でも良いということではないようです。音楽のタイプによって、聞いた人にもたらす作用が異なることが分かっています。たとえば、このような研究結果も報告されています。

144人を対象に4つの異なるジャンルの音楽を聴かせ、どのような気分になったかを調査した研究結果が発表されています。

「グランジ・ロック」の荒々しいサウンドを聞くと、攻撃的になり、緊張感や疲労感、悲しみが高まった。一方、リラックス感、やさしい気持ち、活力は乏しくなった。

女性が歌っている癒し系の「ニューエイジ」音楽を聞くとリラックスでき、攻撃的ではなくなるが、活力がわいたり頭脳がクリアになったりする感じはあまり起こらなかった。

アップテンポの聴きやすい「デザイナー音楽」を聞くと、緊張感や疲労感、悲しみが少なくなり攻撃的出なくなった。さらにリラックス感ややさしい気持ちが生まれ、活力がわいて頭脳もクリアになる感じが得られた。

クラシック音楽ではモーツァルトの曲を聴いたところ、リラックス効果があった。しかしほかの気分はあまり変化がなかった。

参照…大和薬品株式会社「ワールドヘルスレポート2005年6月記事 vol.13「音楽は魂のクスリ、研究で効果が実証  ミュージックセラピー」

このように音楽は人の心にさまざまな良い作用をもたらしますが、場合によっては攻撃的になったり活力がわかなかったり、とマイナスにはたらいてしまうこともあります。

そこで、自律神経のバランスを整える目的で音楽を聴くならば、次のような特徴を持つ音楽を選ぶことがすすめられています。

自律神経のバランスを整える音楽の特徴
  • 音楽のテンポ(速さ)がちょうど良い
  • 脳からαアルファ波を出す1/fゆらぎを持っている
  • 音楽の持つ印象がそのときの気分にあっている

これらの特徴をより満たしている音楽ほど、聴いた時に自律神経のバランスを整える効果が高まります。

具体的にはどのような曲を選べばよいでしょうか。なぜ音楽が自律神経のバランスを整えるのか理由もあわせ、音楽の選び方について説明していきます。

テンポの速い曲は交感神経を、遅い曲は副交感神経を活性化する

音楽のテンポ(速さ)がちょうど良いと感じるとき、自律神経のバランスは安定します。

音楽を聞いたときに自律神経がどのように反応するかは、音楽のテンポ(1分間に刻む四分音符の数)が大きく関係しています。

音楽のテンポとは、わかりやすく言えばメトロノームの振り子の「カチ」「カチ」が1分間に何回鳴ったかということですね。

曲のテンポが、音楽を聴く人の心拍数(1分間に心臓が拍動する数)に比べて速い場合は交感神経が優位にはたらき、テンポが心拍数と同じくらいかややゆっくりだと副交感神経が優位にはたらきます。

たとえば、成人の安静時の心拍数は60~70くらいなので、テンポが120くらいのロックやポップな曲を聴くと交感神経が優位になるので、心身が覚醒し気持ちが高揚します。

ただし、テンポに合わせて心拍数も上昇するので、からだが疲れてしまうこともあります。

また、テンポが60くらいの落ち着いた曲を聴くと、副交感神経が優位になって心身がリラックスします。また、テンポがゆっくりな音楽を聴き続けると、眠気をもよおすこともあります。

ですから、仕事中なのに頭がぼんやりしてはかどらない場合は、少しテンポが早めの曲を聴いて「活動モード」の交感神経を活性化させると、心身が覚醒して仕事がテキパキ速くこなせるようになります。

たとえば、小学校の運動会で定番だったBGMの「天国と地獄」「クシコス・ポスト」はせかせかしていて、思わず力いっぱい走ってしまう曲でした。まさにナイスな選曲だと思います。

逆に神経のたかぶりを抑えてリラックスしたいときには、ゆっくりな曲を聴いて副交感神経を優位にすれば良いのです。たとえば寝る前にはゆっくりした曲が適しています。

一般には、その人の心拍数と同じくらいかややゆっくりめのテンポの音楽を流すことで自律神経のバランスが安定し、心身の調子が良くなるといわれています。

1/fゆらぎを持つ音楽を聴くと副交感神経が活性化する

私たちは常にさまざまなストレスにさらされていて、自律神経のバランスが交感神経のほうに傾きやすくなっています。

ストレスのせいで交感神経ばかりはたらき過ぎると、さまざまな病気のリスクが高まるため、自律神経のバランスを整えるためには副交感神経を活性化することのほうが重要視されています。

1/fゆらぎを持つ音を聴くと、脳からα(アルファ)波という脳波が出て副交感神経が活性化しやすくなります。たとえば、1/fゆらぎを持つ音楽には、クラシックやヒーリングミュージックなどがあるといわれています。

1/fゆらぎという用語は、ヒーリンググッズのパッケージでしばしば見かける用語ですね。

この1/fゆらぎというのは、規則的な周波数に不規則な周波数が少し入り混じった音やリズムのこと。心臓の鼓動に似たリズムを持つことから、聞くと本能的に癒しを感じることができるといわれています。

また、1/fゆらぎは自然界に多く存在し、小川のせせらぎ、雨音、波の音などに含まれています。そのため、ヒーリングミュージックにはこれらの音を収録したものも多く、静かで穏やかな曲調になっているのが特徴です。

脳波は5種類があり、そのなかでもリラックスしたときに出現するアルファ波に、副交感神経を活性化するはたらきがあります。

アルファ波は、安静時の心が穏やかなときに出現し、頭脳をクリアにする作用があります。そのため、アルファ波の出現しているときこそ心身のパフォーマンスが最も良い状態といわれます。

人工的に作り出すことは難しい1/fゆらぎですが、クラシック曲では特にモーツァルトやバッハの曲にみられます。心地良いと感じる音楽がどのようなものか知っていた彼らはまさに天才ですね。

リラックスしたいときはクラシックやヒーリングミュージックをBGMで流すのも良いですし、出かけるときは小川の辺や海岸に行って自然の音に耳を傾け、ホッと一息つくのもおすすめです。

しかしその時の気分にあっていない音楽を聴くとストレスになってしまう…?

また、自律神経のバランスを整えるには、音楽を聞いときに「心地良い」と感じなければ意味がありません。音がストレスになれば、かえって自律神経のバランスが乱れてしまうためです。

そこで、曲の持つ印象がその人の気分や好みに近いことも重要なポイントになってきます。

一般に静かで単調な音楽は、大人の人や、くつろぎたい、静かに過ごしたいときに好まれます。またアップテンポの元気な曲、激しい曲は若い人、テンションが上がっているとき、志気を高めたいときなどに好まれます。

もしも静かにしたいとき、気分がふさぎ込んでいるときにアップテンポな曲を聴くと、不快感や疲れをおぼえやすくなります。

また落ち着いた音楽に興味のない若い人が静かで単調な曲を聴かされたときは、退屈したりイライラしたりして、逆に自律神経のバランスが不安定になってしまうこともあります。

1/fゆらぎを持つといわれるクラシックですら、聞く人や聴くタイミングによっては、逆にストレスが増えてしまうことだってあるのです。クラシックに全く興味のない人がクラシックを長々と聴かされたときなどがそうですね。

「癒されるよ」「元気が出るよ」と人からすすめられた曲が、必ずしも合うとは限りません。聴いてみて嫌な気持ちになったら、それは合っていないということなので、無理に聴き続けるのはやめて良いでしょう。

自律神経を整える目的で音楽を選ぶならば、テンポや1/fゆらぎの有無に加え、気分や好みに合わせて自分で選び分けるのがポイントです。

結局好きな曲が一番?心地良いと感じる音楽を見つけよう

音楽が自律神経のバランスを整えるメカニズム、自律神経のバランスを整える音楽の選び方について理解していただけたでしょうか。

ゆったりした音楽のほうが、自律神経のバランスを整える効果が期待できます。ただし、一般におすすめとされる音楽が必ず心地良いとも限りません。聴いたときに心身がストレスを感じない音楽を選ぶのがポイントです。

さすがに、ヘビメタのようにテンポが速く激しい音楽は、自律神経のバランスを整えるという目的ではあまりおすすめできないのですが、聴いてみて心地良いと感じる状態が一番なので、音楽や自然音を聴いて合っていると実感できたものを選んでいただきたいと思います。

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