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ピクノジェノールの効果と副作用。強い鎮痛成分だけど胃が弱くても安心 | crana クレーナ

ピクノジェノールの効果と副作用。強い鎮痛成分だけど胃が弱くても安心

「生理痛に効く」「飲む化粧品」と言われ、サプリメントで注目を浴びているピクノジェノール。どのような素材かその正体をご存知ですか?

ピクノジェノールというのは、実は松の樹皮から採取したエキスのことなのです。松の樹皮にすぐれた健康効果があるなんて不思議な感じがしますが、驚くほど強力なパワーがあり、フランスでは早くからよく知られていた成分のひとつです。

ピクノジェノールはどのような効果を持つ成分なのでしょうか。ピクノジェノールの特徴、効果と副作用について説明したいと思います。

サプリの成分でよく目にする、ピクノジェノールとは?

ピクノジェノールは「フランスカイガンショウ(海岸松)」の樹皮から採取されるエキスです。

▼カイガンショウの樹脂を採取している

健康成分として「松樹皮エキス」「松樹皮抽出物」と呼ばれますが、一般にはホーファーリサーチ社「ピクノジェノール」や東洋新薬株式会社「フラバンジェノール」などの商品名のほうがよく知られているようです。(いずれも登録商標です。)

強力な抗酸化作用を持つ機能性素材として注目を浴び、フランスでは医薬品にも使われることのある成分です。

日本にはない松「フランスカイガンショウ」とは

フランスカイガンショウというのは、フランスの沿岸地域に群生するマツのことです。フランス南西部ランド地方にある「ランド・ド・ガスコーニュの森」のみで採集された樹皮エキスがピクノジェノールの原料になっています。

マツといえば、日本人にも非常になじみ深い植物です。古くから庭木や防風林として植えたり、松の葉や松脂が薬用に使われたりしてきましたが、日本でサプリメントとして普及するようになったのはここ十数年のことです。

日本のマツとフランスカイガンショウは品種も栽培されている環境も全く異なるため、日本のマツからはピクノジェノールのような健康成分を抽出することができません。

強烈な紫外線と潮風を浴びて育ったフランスカイガンショウは、日本のマツと比べても樹皮がとても硬くて厚さが2倍以上もあります。そして過酷な環境に耐えるため、他にはないほど強力な抗酸化成分や栄養をその頑丈な樹皮にたっぷり蓄えているのです。

松樹皮エキスの歴史

松樹皮エキスはとても歴史ある成分です。

カイガンショウの原産地は北米で、早くからマツの一種「アネダ」の樹皮をお茶にしたものが薬用に使われていました。

16世紀、北米の探検中に壊血病になったフランス人が先住民にアネダで助けられ、フランスにアネダを持ち帰ったことがきかっけでフランスカイガンショウの栽培が始まったといわれます。

そして1947年にはフランスの研究によって、松の樹皮エキスに強力な抗酸化作用を持つフラボノイド「プロアントシアニジン」の含まれていることが初めて発見されました。

機能性食品は世の中にたくさん存在しますが、ピクノジェノールはその中でも、臨床実験によるエビデンス(科学的な根拠)が最も蓄積されているといわれ、ヨーロッパでは多くの人に親しまれる成分となっています。

強力な抗酸化作用を持つピクノジェノールの効果効能

ピクノジェノールに含まれる健康成分は「プロアントシアニジン」などのフラボノイドです。

フラボノイドというのは、植物が外敵から身を守るために分泌している植物特有の成分です。どの植物にも含まれ、カテキンやアントシアニンがよく知られます。

そして、フラボノイドの中でも特にプロアントシアニジンはとても強力な抗酸化作用のあることが分かっています。

ピクノジェノールを摂取すると、プロアントシアニジンが持つ抗酸化作用によって、細胞にストレスをかける活性酸素が除去され、細胞をさまざまな病気や老化から守る効果が生まれます。

また抗炎症作用や鎮痛作用、血流を改善する作用があり、ピクノジェノールはさまざまな研究結果から次に挙げる効果・効能のあることが分かっています。

ピクノジェノールの効果・効能

  • 月経困難症
  • 子宮内膜症
  • 更年期障害
  • 冷え症
  • 肌の悩み
  • 生活習慣病
  • など

月経困難症の緩和

ピクノジェノールは「月経困難症」のような強いレベルの生理痛を軽減させる効果を持つことが分かっています。

18〜48歳の計16人の女性を対象に4か月間、ピクノジェノールを1日あたり60mg補給させる実験が行われました。

その結果、月経困難を伴う36名において、痛みが軽減したり鎮痛剤を使用する回数が減少していることがわかりました。
(参照…米国国立図書館 PMID:18567279)

生理痛は、痛みを起こす物質「プロスタグランジン」が増えることで起こります。ピクノジェノールは、プロスタグランジンを作る酵素「COX」のはたらきを阻害してプロスタグランジンが増えるのを防ぎます。

この鎮痛作用の仕組みは、鎮痛剤の主成分である「NSAID」と同じかたちをとっています。つまり、医薬品と同じような高い鎮痛効果も期待されるということです。

また、NSAIDは副作用で胃を荒らしやすいのがネックですが、ピクノジェノールはNSAIDのような強い刺激がないので、胃の弱い人も安心して利用することができます。

子宮内膜症の緩和

ピクノジェノールは、子宮内膜症に伴う強い痛みを緩和させることが分かっています。

日本では、小濱隆文氏(恵寿総合病院産院院長、日本補完代替医療学会総務監事)がピクノジェノールの臨床治験を積極的に行っていて、ピクノジェノールが子宮内膜症に伴う重度の生理痛や骨盤痛が軽減することは、エビデンスによっても明らかになっています。

子宮内膜症は、子宮内膜細胞が子宮や周辺の臓器にどんどん増殖する病気です。生理で子宮が収縮する際に強い炎症を起こすため、耐えがたいような月経困難症を引き起こすことも少なくありません。

ピクノジェノールは、抗炎症作用によって子宮内膜症の炎症を修復し、鎮痛作用によって生理痛や骨盤痛を軽減します。

子宮内膜症はホルモン剤の投与や外科手術による治療が必要な病気ですが、治療にはどうしても薬の副作用や体の負担を伴います。

一方、ピクノジェノールは天然成分なので、薬や手術のような即効性はないものの、体に悪い作用は起こさないので、ピクノジェノールの力を借りることで治療の負担を減らし、ストレスなく子宮内膜症を改善していくことができるようになります。

更年期障害の改善

ピクノジェノールは、更年期障害の症状を緩和させることが分かっています。

閉経期の40代女性計170名を対象に3か月間、ピクノジェノールを1日あたり60mg摂取させる実験が行われました。

その結果、多くの女性に、ホットフラッシュ(顔のほてりや発汗)や手足の冷えなど更年期症状の改善がみられました。
(参照…米国国立図書館 PMID: 23447917)

更年期障害は、女性ホルモン「エストロゲン」が急激に減少するために起こる女性特有の不調です。

更年期障害の症状が重い場合には女性ホルモンを補充する治療が効果的なのですが、体外からエストロゲンを補充すると女性ホルモンのバランスが乱れて女性特有のがんなど副作用を起こす心配が出てきてしまいます。

一方、ピクノジェノールは一定期間服用しても体内の女性ホルモンのバランスには影響を与えないまま、更年期障害の症状だけを軽減することができます。

これは、ピクノジェノールがホルモン剤とは異なり、体内の女性ホルモンは操作させず、血流を改善する作用によって更年期障害の症状を改善するためだと考えられています。

つまりピクノジェノールを利用すれば、怖い副作用の心配もなく、おだやかに更年期障害を改善することができるというわけです。

更年期障害は20~30代の女性にはまだ関係ありませんが、ピクノジェノールの効果・効能は、月経前症候群(PMS)の不快な症状の緩和にも役立ちます。

ピクノジェノールは更年期障害に伴う神経過敏や不安、睡眠障害といった精神的な不調も改善するので、PMSにありがちなイライラや抑うつなどの情緒不安定にも同じように効果が期待できます。

冷え症の改善

ピクノジェノールは血流を改善し、冷え性や血行不良によって起こるさまざまな不調を改善します。

プロアントシアニジンはコラーゲンの生成を促進させて血管を丈夫にし、全身まで血液がスムーズに送り届ける効果をもたらします。

血流が改善されることで、女性に多い冷え症、血行不良によって起こりやすい肩こり、むくみ、脚のだるさや痛みなどを緩和する効果が期待できるようになります。

美容効果

ピクノジェノールは、健康だけでなく美容にも効果のある成分です。

プロアントシアニジンは、肌のコラーゲンの生成を促進させるので、ピクノジェノールを摂取すると肌のハリを保ってシワやたるみを防ぐ効果が期待できます。

紫外線を浴びると活性酸素によって皮膚細胞が老化してしまいますが、ピクノジェノールは強力な抗酸化作用を持つので活性酸素を抑制して肌の老化を防ぎます。

また紫外線によって生成されるメラニン色素の生成も抑制してくれるので、日焼けやシミ・そばかすを防ぎ白い肌を保つ効果も得られます。

ピクノジェノールの血流を改善する作用は、目の下の血流がとどこおることでできるクマも予防します。

また、ピクノジェノールを配合した化粧品はニキビを治療する効果を高めることもわかっています。大人ニキビや生理前のニキビが出やすい人にもピクノジェノールはおすすめです。

…このように、ピクノジェノールにはたくさんの美容効果があります。ヨーロッパでは「飲む化粧品」と言われているそうですが、それも納得できますね。

ピクノジェノールがもたらすその他の健康効果

そのほか、ピクノジェノールはプロアントシアニジンが持つ抗酸化作用や抗炎症作用によって次のような健康効果をもたらすことが知られます。

  • 酸化ストレスや老化から網膜を保護し「網膜症」を予防・改善する
  • 血管壁を丈夫にして血管の病気(高血圧・動脈硬化)を予防する
  • 炎症を起こす物質を抑制してぜんそくなどのアレルギーを予防する
  • 抗炎症作用により、関節炎の炎症を緩和する
  • 血行を促進して運動能力を高める
  • 抗酸化作用により脳の認知機能を高め、発達障害を改善する

私達の体は、さまざまなストレスや加齢が原因で体内に活性酸素が発生し、細胞が酸化によるダメージを受けることで不調や病気を引き起こしてしまいます。

細胞の酸化を防いで体を病気から守るには、抗酸化作用を持つ成分を食品から積極的にとりこみ、活性酸素を除去することがすすめられます。

高い抗酸化作用を持つ成分では、ビタミンA・C・E、植物に含まれるポリフェノールが知られています。

さらにピクノジェノールは、ビタミンCの340倍以上ともいわれる強力な抗酸化作用を持っているため、このようにさまざまな健康効果をもたらすことができるのです。

ピクノジェノールを摂取する方法・摂取をおすすめする人の特徴

ピクノジェノールは通常の食品からは摂取できない成分です。健康食品として販売されているピクノジェノールのサプリメントを利用しましょう。

ピクノジェノールは、特に次のような女性におすすめしたい成分です。

  • 生理痛やPMSの症状が気になる人
  • 美肌を手に入れたい人
  • アンチエイジングに興味のある人
  • ホルモンバランスを整えたい人
  • 冷え性を改善したい人
  • 生活習慣病を予防したい人

ただ、ピクノジェノールは医薬品ではなく食品なので「○○の調子が悪い人ではなければ利用してはいけないということはありません。

健康な人は病気を予防するため、体の不調が気になる人は体の調子を整えるためにピクノジェノールを利用することができます。

そして、サプリメントは病気を治療するものではないことも理解したうえで、あくまでも補助的に健康成分を取り入れる目的で利用しましょう。

ピクノジェノールを飲んではいけない人がいる!気になる副作用

ピクノジェノールは、臨床実験の結果から効能が認められている素晴らしい成分ですが、作用はおだやかなのであまり副作用を心配する必要はありません。

大人が適量(1日あたり50~450 mg)を1年間摂取する場合は安全だといわれます。

ただし次に挙げる人はピクノジェノールを利用したときの安全性が確実ではなく、副作用の起こる可能性があるため、利用を避けるか、医師に相談してから摂取する必要があります。

  • 小児
  • 妊娠中の女性
  • 授乳中の女性
  • 免疫抑制剤または免疫賦活剤を服用している人
  • 血圧や血糖値を改善する薬を服用している人

また、人によってはピクノジェノールを摂取した後に胃の不快感が起こる場合があるので、胃の負担を抑えるため空腹時を避けて食後に飲むようにするのがおすすめです。

生理痛やPMSの緩和には天然成分のピクノジェノールを

天然成分のピクノジェノールは、ホルモン剤のような強い作用を起こさずに、活性酸素を除去して生理痛やPMSを改善してくれる、女性にやさしい味方です。

日本でもピクノジェノールの認知度が上がり、サプリメントを目にする機会が増えてきているので、興味のある方はドラッグストア等でチェックしてみてください。

また、ピクノジェノールだけで病気を治すことはできないので、月経困難症や子宮内膜症の方は、必ず受診して医師に相談してからピクノジェノールを利用することをおすすめします。

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