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生理痛薬で死亡、は誤解をうむ報道。注意すべきは鎮痛剤ではなくピル | crana クレーナ

生理痛薬で死亡、は誤解をうむ報道。注意すべきは鎮痛剤ではなくピル

毎月のように訪れる生理痛に悩む女性にとって、手に入りやすい救世主と言えば「鎮痛剤」です。生理痛にも効果を発揮する鎮痛剤は、痛みにもだえ苦しむ人にとって、まさに一筋の希望です。

そんな生理痛に効果を発揮する鎮痛剤は、「生理痛薬」とも呼ばれています。生理痛に関する薬として、ひとまとめにされているのです。

しかし一時期、「生理痛薬の鎮痛剤で死亡例が出た」という間違った認識が広がりました。

ここではその間違った認識を払拭する、正しい生理痛薬に関する情報を簡単に紹介していきます。

「生理痛薬」とまとめて考えないで!生理痛薬=鎮痛剤ではない

そもそも誰にでも分かりやすく「生理痛の薬で」と紹介するのが、間違った認識の始まりです。それが何故かと言えば、生理痛に関する薬には、複数の種類があるからです。

まず根本的な考えとして、「生理痛薬」という名称は、「生理痛に効果のある薬」の総称です。

つまり「生理痛薬で死亡例!」と大々的に報道されたとして、この総称だと知っている人は「どの生理痛薬のこと?」という気分になります。

そして誤解を加速させた原因は、使用者の規模です。生理痛薬を鎮痛剤のことだと女性が想像する大きな理由は、生理痛対策に鎮痛剤を使っている女性が一番多いからです。

生理痛を和らげる鎮痛剤は、市販の薬局で取り扱われています。他の生理痛薬の知名度が低いのは、それが病院で支給される薬であったり、即効性のない薬だからです。

なので、生理痛薬=鎮痛剤というわけではありません!生理痛薬とは、鎮痛剤を含む生理痛に効果のある薬の総称です。それを念頭に置いてください。

鎮痛剤、女性ホルモン薬、漢方薬…「生理痛薬」の種類

では、生理痛に効果のある薬とは何があるのでしょうか?

生理痛を和らげ軽減するために使われる薬。女性の為に存在すると言ってもいい薬には、複数の種類があります。今回はそれを簡単に紹介していきます。

正しい知識を入手して、これからの自分の生活のために使ってくださいね!

生理痛に効果がある鎮痛剤

最初にも紹介しましたが、生理痛に苦しむ女性にとってのお手軽救世主といえば、鎮痛剤がすぐに思い浮かびます。即効性もある種類もある、頼れる姉御といっても過言ではない薬です。

この鎮痛剤とは、文字通り痛みを鎮める成分を含んだ薬のことですが、市販で売っている物には使う上で注意点が存在します。

購入予定の鎮痛剤に記入されている、効果を発揮する症状の中に「生理痛」が表記されていることを、必ず確認してください!

鎮痛剤だからと言っても、全ての痛みに効果があるとは限りません。頭痛に効果抜群と宣伝する鎮痛剤があるように、生理痛に効果をきちんと発揮する鎮痛剤を購入してくださいね。

市販の薬は、年々数を増やしています。同じ分類にある薬でも。配合されている成分が異なることもあります。もちろんそれは、生理痛に効果がある鎮痛剤でも同様です。

そのため市販の薬を選ぶことで一番大切なのは、目的の症状に合わせて選び購入することです。

市販の薬を購入するときの基本中の基本ですが、慌てているとすっかり忘れる人もいます。飲んで効果がないと慌てることがないように、購入前に目的の症状に効果があるのか、きちんと確認しましょう。

死亡例が出てしまった女性ホルモン薬(ピル)

女性ホルモン薬は、生理痛を初めとする月経困難症を改善するための手段として処方される薬です。女性ホルモンを薬で補充することで、過剰に子宮が収縮することを抑制し、結果的に生理痛を緩和させます。

女性ホルモン薬と聞いても今一実感がわかない人には、「ピル」と言えばわかるでしょう。つまり、女性ホルモン薬とは、ピルのことでもあるのです。

そして、死亡例が出たと騒がれた生理痛薬は、この女性ホルモン薬のことです。再三告げますが、鎮痛剤ではありません。

ではなぜ女性ホルモン薬で、死亡例が出てしまったのか?

それは、女性ホルモン薬が有する副作用が関係しています。女性ホルモン薬には副作用が存在し、その中の一つに「血管内の血液が固まりやすくなる」というものがあります。それが結果的に血栓症という病気のリスクを増加させているのです。

ちなみに死亡例を出してしまった女性ホルモン薬は、ヤーズという経困難症治療薬です。20代・10代・40代の女性がいずれも血栓症で死亡しています。特に20代の女性は、服用中に体調不良を発症し、最終的に13日目で死亡してしまいました。

この三件の死亡例を受けて、厚労省は医療機関と患者に向けて注意喚起を始めました。またヤーズが実際に死亡例を出してしまったことから、ヤーズを処方されると「ヤーズ配合錠患者携帯カード」というものが配布されます。

これは万が一の際にヤーズを服用していることを証明するカードの為、保険証と一緒に持ち歩くことを推奨されています。

また、35歳以上の喫煙者は血栓症のリスクが高まるため、それまで処方していた病院は、条件該当者への処方を取りやめる病院も出てきました。

このように三件の死亡例は、女性ホルモン薬の処方ガイドラインに大きな影響を与えました。

ですが、このような死亡例があると言えど、全ての女性ホルモン薬に副作用があるというわけでもありません。そして、必ずしも副作用が発症するというわけでもないのです。

そもそも女性ホルモン薬に副作用があることは、処方箋を出してくれる産婦人科の医師も把握しています。そのため、副作用が強く出る可能性のある条件に該当する人には、女性ホルモン薬は処方されません。つまりドクターストップです。

また、副作用の兆候が出た時にはすぐさま対処できるように、処方箋を出す時に医師の診断と判断が必要です。

女性ホルモン薬のパッケージや説明書にも、副作用の項目や注意点についての詳細が書かれています。また処方箋を渡される時も、薬局によっては薬剤師からも注意深く副作用についての詳細を説明されます。

この副作用の問題からも、日本において女性ホルモン薬は、市販の薬として販売されていません。産婦人科の医師の判断と、何より患者である自分自身の決断により処方が決定されます。

このように、女性ホルモン薬が処方されるまで前段階が存在します。副作用が発症する確率の高い人は、処方される前にドクターストップで止められます。体質的に合わないと判断された人も、途中で服用を取りやめることも推奨されています。

また副作用が現れたからと言って、すぐに死亡するわけでもありません。必ず副作用が現れる前に兆候が存在し、少しでも異常がある時には医師に相談する事が大切です。

女性ホルモン薬はこのように、市販薬にするには副作用が強く出る薬です。そのため日本において病院などしかるべき専門機関を経由する処方箋として取り扱われてします。

病院を経由することなく女性ホルモン薬を入手することもできますが、副作用の出やすい体質や、根本的な体質として女性ホルモン薬が合わない場合には、血栓症とまで行かずとも小さな副作用があなたを襲うかもしれません。

きっと大丈夫だろうという素人判断と油断が、後々の大事に至る可能性は女性ホルモン薬においてゼロではありません。

女性ホルモン薬を使用するときは、医師の注意点や薬のパッケージ、薬剤師の人のアドバイスを聞き、用法容量を守って正しく使ってくださいね。

▼女性ホルモン薬(ピル)の副作用について、詳しくはこちらの記事でご覧ください
誤解の多いピルの副作用!現代における本当の副作用とデメリットとは

生理痛や生理に関する効能を持つ漢方薬

複数の種類がある漢方薬には、当然のように生理痛や生理に関する効能を持つ漢方も存在します。個人の体質改善や症状緩和を目的とし、即効性はありませんがじわじわと効果を発揮します。

もちろん種類が多く存在し、飲み合わせや組み合わせも沢山あることから、素人が選ぶことは難しいものです。しっかりとした効果が欲しい時は、必ず漢方医や専門家に相談して選んでもらうといいでしょう。

鎮痛剤だけが生理痛薬ではない!注意するべきは女性ホルモン薬

いかがでしたでしょうか。生理痛薬=鎮痛剤というイメージを打ち壊す手助けができたでしょうか?

病院で処方されることで手に入る女性ホルモン薬。数が多く素人には選択が難しい漢方薬。この二つに比べると、素人でも手に入りやすく、市販の薬局から手軽に購入できる鎮痛剤は、生理痛薬として抜群の知名度を誇っています。

そのため、病院から足が遠くなりがちな人にとって、女性ホルモン薬や漢方薬の存在は、生理痛を緩和する薬として連想もできないかもしれません。

今回の紹介を通じて、鎮痛剤での死亡例という誤った知識を、さっさと忘れる手助けができていたらいいなと思います。もちろん鎮痛剤も薬である以上、用法容量を守って正しく使用してください。薬であることに違いはありません。

▼病院で処方される生理痛薬について、詳しくはこちらの記事でご覧ください
生理痛で受診したときに病院で処方される薬の種類と効果

大なり小なり、薬には副作用が存在します。それが大々的に現れるものか、本人も気づかない些細な一過性によるものか、薬によって異なります。

そして、手軽だからと鎮痛剤を飲んでも安心するにはまだ早いのです。痛みが引かなかったり、効果が効きにくい場合は、他の病気が生理痛の影に隠れていることもあります。

結局のところ、自分の身体を守るのは自分です。薬を飲むと決めたのも自分ならば、薬から自分を守れるのも自分だけです。しかし、あなたは専門家ではないのです。少しでも違和感を感じたならば、迷わず産婦人科に行きましょうね。

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