旅行と生理がかぶりそう…事前に準備しておくといいもの6つ


「旅行の日程と生理予定日がかぶりそう」「明日から旅行なのに生理が来ちゃった」「旅行中に生理が始まった」こんなときにかぎってタイミング悪く生理が来てしまうのはガッカリです。

ですが、気持ちを切り替えて快適に過ごせるよう心がけ、せっかくの旅行を充実させたいですね。旅行のときに生理がきても快適に過ごすための対処法をまとめました。


誰でも生理は急に来ることがある!旅行前・旅行中の対処法4つ

旅行の日と生理予定日がたまたま重なったり、生理予定日ではなかったのに旅行中に生理が急に来てしまったり、せっかくの旅行と生理がかぶったりするのは残念です。

しかし、生理は女性に備わっている大切な機能なので、こればかりはどうしようもないですね。

1ヵ月のうち1/4は生理期間中なので、旅行のような特別な日に生理がかぶってしまう確率は、そう低くないのかもしれません。

また、誰でも生理は毎月きっちり同じ周期でおとずれるというわけではなく、ホルモンのバランスが少し乱れただけで生理の来る日が何日か早くなったり遅くなったりするので、予想外の日に生理が来ることも珍しくありません。

そのうえ、旅行中はいつもと生活パターンが異なるため、疲労やストレスからホルモンバランスが乱れ、予定外の生理や普段はないような軽い出血が起こる可能性もあります。

女性が旅行に行くときは、生理が来そうな人もそうでない人も「万が一」生理が来たときの準備をしておき、旅行中に生理がきたら工夫して前向きに旅行を楽しむようにしましょう。

生理と旅行がかぶったときの対処法
  • 生理が来たときに必要な物を用意しておく
  • 生理が来たら周りの人に伝える
  • 旅行中は無理のないプランで行動する
  • 事前に旅行と生理が重ならないよう調整する

あらかじめ生理が来たときに必要な物を用意しておく

あらかじめ生理に必要な物を用意しておくと、生理に関するトラブルを防ぎ快適に過ごすことができるようになります。

旅行中はいつもと勝手が違うので、生理が来たときには体調を崩す可能性も高くなります。心配な人は、生理が快適に過ごせるよう準備は万全にしておきましょう。

生理が来た時のために用意したい物
  • 生理用品(ナプキン・タンポン)
  • 着替え(生理用ショーツ・パジャマ・濃い色の服装)
  • タオル
  • 薬(鎮痛薬・整腸薬)
  • ビニール袋・使い捨てカイロ(旅行先のコンビニストアで買ってもOK)
  • はおり物

生理が来た時のために用意したい物:生理用品

生理用品は生理中の必需品です。ナプキンは昼用、夜用、多い日の夜用などシーンに合わせて数種類を持参しましょう。

旅行先のドラッグストアやコンビニエンスストアでも買えますが、急に生理が始まったとき、お店が見つからなかったとき、同伴者の目が気になって買えなかったとき、もし手元になかったらとても困ってしまいます。

特に旅行中は、なかなかトイレに行けない場合があるので、ナプキンがこまめに交換できなくなる可能性もあります。ですから、長時間の使用が可能な「多い日用」も用意しておきましょう。

タンポンがあると温泉やプールも快適に楽しむことができます。(施設によっては生理中の利用を禁止しているところもあるので、生理中でも入れる施設で利用しましょう。)

あまりたくさん持っていくと荷物がかさばるので、ナプキンやタンポンは必要最低限を持参し、必要に応じて旅行先でお店から買い足すことを考えてもよいと思います。

生理が来た時のために用意したい物:着替え

経血の漏れを防ぐため、生理用ショーツを用意しておくと安心です。

また旅行中の服装、着替えは、万が一経血が漏れてしまったときを考え、血の色が目立ちにくい濃色のパンツやスカートを選ぶとより安心できます。

ホテルや旅館には浴衣などが用意してありますが、経血量の多い人、夜に漏れやすい人は自前のパジャマやジャージなどズボンを履いて寝ると、施設の浴衣を汚す心配はなくなります。

生理が来た時のために用意したい物:タオル

入浴時にからだを拭くとき、生理中だとホテルや旅館添え付けのバスタオルに経血がついてしまうことがあります。

できれば自宅から汚れてもよいタオルを数枚持って行っておき、生理が来たときに使うと便利です。

夜寝るときに布団を汚したくない人がお尻の下に敷いて使うこともできます。

生理が来た時のために用意したい物:薬

旅行中は、ストレスや疲労から生理痛が強くなる可能性があります。生理痛があると旅行が楽しめなくなるので鎮痛薬を用意しておきましょう。急な頭痛や旅行先での筋肉痛にも対応できます。

鎮痛剤のなかには酔い止めとの併用が禁止されているものもあります。酔い止めが必要な人は、鎮痛剤のパッケージを確認したり薬剤師に相談したりして、適切に鎮痛剤を利用しましょう。

また生理中はホルモンの影響で軟便や下痢、便秘が起こりやすくなるので、心配な人は整腸剤を持参しておくのもおすすめです。

生理が来た時のために用意したい物:ビニール袋

経血で汚れたものを持ち帰る際に役立ちます。

生理が来た時のために用意したい物:使い捨てカイロ

生理痛や冷えをやわらげるために用意しておくとよいでしょう。

生理が来た時のために用意したい物:はおり物

生理中はからだが冷えやすいので、はおり物を用意しておきましょう。気温の寒暖差がはげしいとき、冷房の効いた施設へいくときに役立ちます。

生理になったことを周りの人に伝えておく

生理中は、動き回ったり泳いだりするような過ごし方ができなくなる場合があります。

このように生理のために行動が制限される場合は、一緒に旅行に来ている人に生理中であることを伝え、ひとりだけちょっと休んだり、プランを変更したりしてもらいましょう。

せっかくの旅行だからと我慢したり隠したりすると、無理をして体調が悪くなって、かえって同伴者に迷惑がかかる可能性があります。

特に体調がすぐれない場合は、すぐに周りの人にその旨を伝える必要があります。「生理中」とはっきり言いにくい場合でも「気分が悪い」「動くのがつらい」といったように体調がすぐれないことは必ず伝えましょう。

楽しみにしていた彼氏との旅行で生理が来てしまった…これは残念ですよね。女性同士ならまだしもですが、彼氏とのお泊りだと「彼氏もがっかりするのでは…」と申し訳ない気持ちになってしまいますよね。

彼氏との旅行を思い切り楽しむためにも、旅行前に生理が来そうになったら彼氏に生理が来るかもしれないことを伝え、旅行のプランや旅行する日を変更してもらうとよいでしょう。

もし旅行中に生理が急に来てしまった場合も彼氏に伝えて、なるべく生理中でも無理のないプランに変更してもらいましょう。

男性には生理のつらさがわからないので、彼女が生理になると戸惑ってしまいます。

「お腹が痛いのでゆったり過ごしたい」「お手洗いに立ち寄りたい」「寒いので温まりたい」といった要望は、なるべくわかりやすく伝えましょう。彼氏が懸命に体調を気づかってくれ、やさしい一面が発見できるかもしれません。

前もって生理予定日と旅行に行く日をずらす

受験、就職試験のための宿泊、新婚旅行…など一生に一度の大事な日に生理がかぶってしまうのは、本当に困りますよね。

自分で旅行の日取りが選べる場合は、旅行のスケジュールを組む時に旅行と生理がかぶらないよう、生理予定日から離れた日を選ぶようにしたいです。

ただし個人的な都合で旅行の日取りを選ぶことのできない場合もありますよね。そのような場合は「ピルを服用して生理をずらす」という方法も検討してみましょう。

ピルは「生理を止める避妊薬」として知られます。「1回の旅行のために生理まで止めるのはちょっと…」と敬遠する人が多いかも知れませんが、正しく使えばとても便利で「使ってよかった」と思うことができる薬なのです。

ピルは、低用量の女性ホルモンを処方することで乱れた女性ホルモンのバランスを整え、月経困難症、PMS、子宮筋腫や子宮内膜症の症状を軽減することができます。またホルモンの作用で生理の始まる日をコントロールするも目的でも使えます。

ピルを入手するには婦人科の受診が必須です。飲んですぐ生理がずらせるわけではなく、しばらく飲み続ける必要があるので、旅行に行く日の2~3か月前までに受診してピルをもらいましょう。

初めて婦人科に行く人は緊張されるかもしれませんが、痛い検査や内診などはなく、生理をずらしたいことを医師に伝えれば、ピルを処方して使い方をやさしく説明してくれるので、安心して相談しに行ってくださいね。

ピルで生理をずらすことができれば、ほかの人と旅行に行くときも個人的な都合を申し出る必要がなく、気を使わず旅行を楽しむことができるようになります。

また、月経困難症やPMSがある人はピルで生理をずらすと、当日につらい症状で困ることもなくなり、快適に過ごすことができるメリットも得られます。

生理をずらす方法については生理を思いのまま早める、予定からずらす具体的な方法で詳しく説明しています。

工夫次第で生理中でも旅行を楽しく

生理中は、体調も万全ではなく気持ちも上がりにくいのですが、せっかくの旅行が楽しめなくなってしまうのはもったいないです。工夫次第で生理中でも快適に旅行を楽しみましょう。

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