生理周期が短いのには理由がある!思わぬ原因、女性特有の病気に注意

何も問題がない健康的な身体ならば、女性に毎月の様に訪れる生理。「生理周期」と表されるように、ある程度の間隔を開けて周期的に訪れます。

生理に関する様々な事に対して個人差があるように、もちろん生理周期のサイクルにも個人差があります。

しかしある時期を境として、その生理周期が短くなってしまうことがあります。いつも訪れるである日程ではなく、自分でも不安になってしまうような短い周期で生理が訪れるのは何故でしょうか?

ここではそんな生理周期が短くなる理由、短くなってしまった原因について簡単に紹介します。貴方の身体は大丈夫でしょうか?参考にしてくださいね。

判断するために、生理周期を記録しよう

生理周期が短くなったり、自分の生理周期が正常とは異なるほど短いことに気付く。これらの異常を察知するために必要なのは知識と記録です。

一般的に成人している女性の場合、正常な生理周期は約25日~38日間です。一か月ほどの日数を開けて、生理周期は体内時計と共に動いています。そのため、生理周期が24日よりも短い間隔で訪れることは、正常ではなく異常であるとされています。

これらの前提を元に、生理周期を記録していきます。細々としたことや大きなことを書く必要はありません。

ただスケジュール張やメモ用紙に、毎月訪れる生理について記入することです。始まりと終わりの日を書くだけでも、自分の生理周期をだいたい割り出せます。

生理が中々こないのも不安の種ですが、短期間で早く始まる方が不安の種ではないでしょうか?特に生理痛など生理中は体調不良に陥りやすい人にとっては、死活問題に繋がりかねません。

自分の生理周期に何か異常があるのかを知るためにも、できるならば毎月訪れる生理周期の期間を記録しておきましょう。

生理周期が短い原因にはどんなものがあるの?

そもそも生理とは、当事者である女性の肉体的・精神的な状況に左右されるものでもあります。肉体的・精神的なストレスが少しでもあると、生理周期に乱れが生じることがあり、それは珍しくありません。

もちろんその乱れの中には、生理周期が24日より短くなることもあるでしょう。しかし、それは一過性の物であり継続しません。肉体的・精神的なストレス源が無くなれば正常に戻ります。

問題なのは、生理周期が24日よりも短い異常な周期が、いつも通りになってしまう事です。毎月訪れる生理が短いまま数か月も周期が固定されてしまった場合には、原因を調べることと、その何らかの対処や治療が必要になります。

【生理周期が短い原因と考えられるもの】頻発月経

生理周期が短いことを理由に、病院に受診にいくとその結果として「頻発月経」と診断される可能性が高いです。これは月経異常の一つであり、生理周期が24日より短い場合に該当します。

生理周期が短いため、個人によっては月に二回も生理が来ることがあります。生理痛を伴う人の場合は、月に二回も不快感と戦うことになるので、たまったものではありません。

この「頻発月経」になっている場合、実は病気や子宮内での異常が原因である場合があります。短い生理周期が、病気をしていることを本人に知らせるアラームの可能性があるのです。

また、初潮を迎えて間もない思春期の女性は、子宮や卵巣の機能がまだ十分に出来上がっておらず、生理周期も安定していません。そのため頻発月経になりやすいのです。

さらに女性は更年期を迎えると、加齢に伴い女性ホルモンの分泌量と共に卵巣の機能が低下します。そのため更年期に入った女性は頻発月経になる可能性は高まります。

他にも子供を出産したばかりの産後を迎えた女性も、女性に関する器官が妊娠状態から通常に上手く切り替えできず安定しないことから、頻発月経になりやすい傾向にあります。

このように頻発月経とは、生理周期が短い場合に診察される状態のため、さほど珍しくない診察結果でもあります。

しかし珍しくない診断結果でもありますが、この状態は妊娠・出産を目指す女性にとって致命的になりかねません。周期自体が安定しないということは、卵子や子宮内膜が成熟しないまま出血と共に剥がれ落ちているということです。

後々の不妊の原因に繋がることもありますので、生理周期が短いことが継続しておかしいと感じたならば、治療を求めて病院へ行きましょう。

【生理周期が短い原因と考えられるもの】無排卵周期

生理周期が短いことで子宮に異常があると考える人もいますが、実は卵巣に異常がある可能性もあります。生理周期だけが短く早く回っている中で、卵巣が十分な役割をはたしていないことがあるのです。

つまり生理周期が短い場合は、排卵されないまま行われる「無排卵周期」の可能性があります。排卵を伴わない生理は、結果的に妊娠になりにくい不妊の状態に至ってしまうこともあります。

無排卵になってしまう原因として、多嚢胞性卵巣症候群など卵巣に関する病気や、卵巣機能の低下、無理なダイエットや過食による急激な体重変動による増減・肉体的や精神的なストレス・体の冷えなど、あらゆることが原因になります。

自分がきちんと排卵しているのか確かめるには、基礎体温表を付けるといいでしょう。毎朝起床して体温を測り、その経過によって排卵を有無を確かめてみてください。

その結果として排卵していない場合は、ホルモンのバランスに異常があるかもしれません。病院に行き検査を受けて、後々の為の不安を払しょくしましょう。

【生理周期が短い原因と考えられるもの】女性ホルモンのバランスを乱すストレス

生理周期が短い原因の一つとして、突き詰めれば女性ホルモンが原因であり、そのバランスが乱れていることにあります。女性ホルモンは、特に個人の状況によって様々な症状を見せます。

この精神的・肉体的なストレスの影響を受けやすい特性から、女性ホルモンの動きは一種のストレスパラメーターとも言われているのです。

これに伴い、生理周期が短い原因の一つとしてストレスが挙げられています。日常生活に絡むものから、家庭環境や職場の環境、育児・出産によることもストレスの原因です。

生理周期が短いことで受診し、ストレス性だと言われることがあるのはこのためです。ですからまず、日常生活におけるストレスを減らす努力をしましょう。

そうすることで病院へ行かずとも、自然と生理周期が元の周期に戻っていくこともあるのです。

早め早めの治療を目指しましょう!

生理に関するとは、女性にとってデリケートな問題です。いざ相談をしようにも中々相談できなかったり、毎月訪れることから「これぐらい大丈夫だろう」と楽観視してしまうことも多々あります。

生理周期が短いことは、決して健康な状態とは言えません。特に、栄養バランスの整った食生活・適度な運動・規則正しい生活など、健康的な生活習慣を行っているうえで生理周期が短い時は、病気の可能性が飛躍的に高まります。

逆に言えば、生理周期が短いからどうしようと慌てる前に、まずは深呼吸してください。不規則な生活をしている人は、自分の生活習慣を見直すだけで症状が軽くなる人もいます。

そして生理とは、私たちの何気ない日常生活やストレス、日々の体調によってすぐにへそを曲げるデリケートな機能です。毎月訪れる生理の状態により、私たち女性の健康状態を知ることができ、健康の目安にもなります。

少しでも不安に思ったり、違和感を感じた時には、きちんと病院へ行き診察を受けましょう。早め早めの行動を大切にして、後々の未来で不妊に苦しんだり、思わぬ病気を見逃さないようにしてくださいね!

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