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【生理とは】めんどうに思っていた生理の大切さがわかる記事 | crana クレーナ

【生理とは】めんどうに思っていた生理の大切さがわかる記事

生理は、10歳ごろに始まって50歳ごろに終わります。人生の約半分にあたる40年間、女性は生理とのお付き合いがあるわけです。

生理は、女性のからだだけに起こる特別な現象です。時には不快な症状を伴ったりわずらわしいと感じたりすることもある生理ですが、女性のからだに大きな影響をもたらす、とても重要な存在です。

なぜ生理が起こるのか、生理にはどのような役割があるのか、生理と長くおつきあいしてきた女性もまだ生理について知らないことがあるかもしれません。

あらためて「生理の大切さ」について振り返ってみませんか。

女性のからだで生理が起こるのはなぜ?生理の目的とは

女性の子宮から周期的に起こる出血のことを「月経」といいます。

私達は普段、月経のことを「生理」と呼ぶことのほうが多いです。生理という言葉にはどういう意味があるのでしょう。

これは、月経が病気やケガの出血ではなく、女性のからだに当たり前のように起こる「生理的な出血」というところからきています。

それで呼びやすい「生理」という名前で定着したのですね。

では、なぜ生理によって出血を起こす必要があるのでしょうか。

生理が起こるのは、妊娠したときのために厚くなっていた子宮内の「子宮内膜」が、妊娠が成立しなかったため不要になり、子宮のからだ外へ排出する「掃除」が行われるためです。

妊娠は、女性の卵巣から飛び出た「卵子」と子宮の中に入ってきた男性の「精子」が合体して受精卵となり、その受精卵が子宮内膜にもぐりこんで成長を始めることで成立します。

子宮内膜は赤ちゃんが育つためのベッドになるので、からだは排卵が終わると、受精の有無にかかわらず子宮内膜を通常よりも厚くふわふわにして、受精卵が着床するのを待ちかまえます。

受精卵が着床しなかった場合、赤ちゃんのベッドを用意する意味がなくなるため、からだは厚くなった子宮内膜をはがして捨てようとします。これは、次回の妊娠のチャンスにそなえ、古い子宮内膜は捨て、新鮮で質の良いベッドを提供するために起こる現象です。

また、子宮の中に古い子宮内膜が残っては、赤ちゃんの居心地が悪くなってしまいます。そこで、はがれた子宮内膜をきれいさっぱりと洗い流すため、血液が一緒に流れていくのです。

…つまり、生理の目的は女性のからだに妊娠をもたらすことなのです。次の妊娠にそなえて子宮の中をリセットするのが生理の役割です。

生理を起こしているのは2つの女性ホルモン

生理は、およそ28日おきに規則正しく起こります。

このように毎月同じリズムで生理周期が繰り返されるのは、2つの女性ホルモン「卵胞ホルモン(エストロゲン)」と「黄体ホルモン(プロゲステロン)」が女性のからだをコントロールしているためです。

卵胞ホルモンと黄体ホルモンは、女性の生殖機能に関連するホルモンで、思春期から分泌が高まることで女性に生理を起こします。またそれだけでなく、女性のからだと心を健康に保ち、女性らしさをもたらす重要な役割も持っています。

女性ホルモンの種類 卵胞ホルモン
(エストロゲン)
黄体ホルモン
(プロゲステロン)
作用
  • 排卵を起こす
  • 子宮内膜を厚くする
  • 女性らしいからだを作る
  • 情緒を安定させる
  • 骨を強くする
  • 肌を美しく保つ
  • など

  • 子宮内膜を厚くする
  • 妊娠を継続させる
  • 乳腺を発達させる
  • 体温を上げる
  • からだに水分を蓄える
  • 食欲を亢進させる
  • など

卵胞ホルモンと黄体ホルモンはそれぞれ性質と役割が異なり、2つの女性ホルモンがバランスを取り合いながら分泌量を増やしたり減らしたりすることで、排卵や生理が起こり、周期的なリズムが作られます。

なぜ規則正しい周期で生理が起こるの?生理のメカニズム

生理はどのようなメカニズムで起こっているのか、1周期に起こるからだの変化をおさらいしてみましょう。

①排卵に向けて卵胞が成熟し始める
生理のが始まると、からだの中では次の妊娠のチャンスに向けて排卵の準備も始まります。

生理が終わるころになると「卵胞刺激ホルモン」が卵巣を刺激し、卵巣の中にある「卵胞」の1個が成長し始めます。

卵胞は、中に卵子が入った直径1㎜ほどのまるい袋です。卵巣の中には数百万個の卵胞が貯蔵され、少しずつ消耗されていきますが、一生に使われるのは400個くらいといわれます。

②卵胞ホルモンが分泌され、子宮内膜が厚くなり始める
卵胞が成長し始めると卵胞から卵胞ホルモンが分泌され、子宮内膜が厚くなり始めます。

子宮内膜は、生理が始まったときにはがれて薄くなりますが、子宮内膜の下には新しい子宮内膜になるための組織があるので、繰り返し子宮内膜を厚くすることができます。

③排卵が起こる
生理開始からおよそ14日後、卵胞は2㎜を超える大きさに成熟します。この頃に卵胞ホルモンの分泌量がピークに達し、その刺激で黄体化ホルモンの分泌が始まります。

すると黄体化ホルモンが卵巣を刺激して、卵胞から卵子が飛び出します。これが排卵です。

卵子は、子宮と卵巣をつなぐ通路「卵管」で、精子が来るのを待ちます。卵子の寿命は約24時間。この間が1か月に1度の受精可能なタイミングになるのです。

④排卵後の子宮内膜は厚くなってふかふかのベッドに
卵子が出ていった後の卵胞は、黄色くなって「黄体」と呼ばれる細胞のかたまりに変化します。すると黄体からは、子宮内膜を厚くする黄体ホルモンが分泌されるようになります。

排卵後の子宮内膜はますます厚みを増し、柔らかくふかふかしたな状態になります。これは、受精卵がたどり着いた時もぐりこんで根付きやすくするのが目的です。

受精卵が子宮内膜に根付いて成長を始めることを「着床」といいます。この瞬間に妊娠が成立し、受精卵は、子宮内膜という居心地のいいベッドで成長を始めます。

黄体ホルモンには、女性のからだを妊娠にふさわしい状態に保とうとする役割があります。そのため、排卵後から生理前にかけては黄体ホルモンの分泌量が増え、その作用で体温が上昇したり、栄養や水分をからだに貯めこもうとするはたらきが起こります。

時に黄体ホルモンのはたらきが活発になり過ぎると、だるさ、眠け、食欲亢進、乳房の張り、むくみなどの不快な症状が起こりやすくなります。これは、排卵日を過ぎてから生理前にかけて起こることから「月経前症候群」と呼ばれています。

⑤妊娠していなければ子宮内膜がはがれて生理に
受精卵が着床していなかった場合、排卵から約2週間たったころに黄体ホルモンと卵胞ホルモンの分泌量が減少します。

すると、ホルモンによって厚みを保っていた子宮内膜がはがれ落ち、血液と一緒に子宮の外へ排出されます。これが生理の始まりです。

女性の体内では、生理開始から排卵まで約14日間、排卵後から生理開始まで約14日間を合わせた約28日間の生理周期が毎月繰り返されていきます。

女性のからだで同じリズムが自然と繰り返されるのはなぜ?

それにしても、自分の意思で操作しているわけではないのに、毎月同じリズムで自然に生理が起こるのは不思議ですよね。

このリズムは、女性ホルモン(卵胞ホルモン・黄体ホルモン)と性腺刺激ホルモン(卵胞刺激ホルモン・黄体化ホルモン)が、互いにバランスを取り合いながらそのとき必要な量のホルモンを分泌して作っています。

これらホルモンの分泌に関与しているのは、脳にある「視床下部」や「下垂体」と子宮に付属する卵巣です。

この3つの器官で構成される内分泌系システムが、常に連携しあいながら複雑にはたらくことで、増えたり減ったりを繰り返しながら常に適切な量のホルモンが分泌されます。

女性のからだでホルモンバランスが自然に変化していくのは、視床下部が血液中のホルモン濃度を常に監視し、ホルモンの分泌量をコントロールし続けているためです。

視床下部は、血液中のホルモン濃度が低くなると「このホルモンをもっと分泌させなさい」「このホルモンは十分に足りているから、分泌を止めなさい」と下垂体に指令を送ります。

その指令を受けた下垂体は卵巣に指令を送り、卵巣に適切な量の卵胞ホルモンや黄体ホルモンを分泌させます。また卵胞刺激ホルモンや黄体化ホルモンは、下垂体から分泌されています。

女性ホルモンの分泌をコントロールする脳のイラスト
(出典:女性ホルモンとは?働きと分泌促進方法を解説-生理用品のソフィ)

このシステムが正常に機能している女性は、ホルモンバランスが整っているので、生理や排卵が正常に起こり、女性ホルモンの恩恵を受けることで心とからだを健康に保つことができます。

ただし視床下部や下垂体はとてもデリケートなため、ちょっとした刺激を受けるとすぐ混乱して指令がうまくいかなくなってしまいます。そのため、女性ホルモンの分泌量は安定しにくく「ホルモンバランスが乱れやすい」といわれるのです。

ホルモンバランスが乱れると排卵がスムーズに行われなくなり、生理周期が長くなったり短くなったりしてしまいます。また、からだは妊娠の準備がきちんとできないので、妊娠しにくくなります。

また、女性ホルモンは生殖機能だけでなく心とからだの健康を保つ役割があるので、ホルモンバランスが乱れるとさまざまな不調が起こりやすくなってしまいます。

女性ホルモンのバランスが乱れる原因はさまざまですが、女性はストレスや不規則な生活習慣が原因になっていることがほとんどです。女性の機能や健康を保つためにも、日頃からストレスを減らしたり規則正しい生活を心がけることが大切なんですよ。

経血の成分は?どれくらい出血するの?経血の特徴について

生理の時に排出される血液のことを「経血(けいけつ)」といいます。経血は子宮から起こる出血ですが、経血は通常の出血とは成分が異なります。

経血には、子宮内膜を溶かす酵素が含まれています。厚くなった子宮内膜は柔らかいかたまりになっていて、そのままでは細い子宮口(子宮の出口)からスムーズに排出されません。そのため、血液と一緒に酵素が必要になるのです。

経血の状態は、生理期間中に変化していき、ホルモンバランスや体調によっても個人差があります。

1回の生理で排出される経血の量は20~140ml、生理期間は4~7日間くらいが正常とされています。

正常範囲に比べ、経血量が少ない場合は「過少月経」、多い場合は「過多月経」と呼ばれます。また生理期間が短過ぎるものを「過短月経」、長すぎるものを「過長月経」と呼びます。いずれもホルモンバランスの乱れや子宮の病気が疑われます。

痛みには個人差が…痛みが強いのはなぜ?生理痛の正体は

生理が起こるときは、子宮の収縮に伴って「キリキリ」「ズキズキ」とした下腹部痛が起こります。

これが「生理痛」ですが、痛みを感じない人もいれば、会社や学校を休まないといけないほど強い痛みを感じる人まで、痛みの起こり方や感じかたには個人差があります。

生理時に下腹部痛が起こるのは、痛みを引き起こす物質「プロスタグランジン」が放出されるためです。

プロスタグランジンには、子宮を収縮させて経血を子宮の外に押し出す役割があるのですが、プロスタグランジンが過剰に分泌されると痛みが強くなってしまいます。

多くの女性は、生理痛があっても我慢することができるか、鎮痛剤を飲めば日常生活を通常通りに送ることができるレベルの痛みを伴います。

ただし、中には学校や会社を休んだり鎮痛剤を飲んでも効かないくらいの強い痛みを伴う人もいます。このように日常生活に差し支えるほどの生理痛が起こる状態を「月経困難症」といいます。

子宮内膜症、子宮筋腫などの病気があると、子宮に炎症が起こったり子宮の収縮が強くなったりするために月経困難症を伴うことが少なくありません。

生理痛が昔に比べてだんだんひどくなってきている、という場合は、これらの病気が原因になっている可能性があるので、婦人科を受診して原因を特定させ、ホルモン療法や手術などの専門治療を受ける必要があります。

どちらかというと、月経困難症は、ホルモンバランスの乱れや年齢的なものが原因で起こることがほとんどで、鎮痛剤、漢方薬、ホルモン療法で改善できることが多くなっています。

いずれにしても生理痛は生活の質を低下させてしまうものなので、生理が終わるまでじっと耐えて過ごすのは良いことではありません。必要に応じて適切に鎮痛剤を使ったり休養をとったりして、痛みを緩和させるケアをすることがのぞましいです。

妊娠すると生理がこなくなるのはなぜ?

妊娠すると生理が来なくなるのは、妊娠すると排卵を起こすホルモンが分泌されなくなるためです。

排卵と生理は妊娠するために起こるものですが、妊娠中は受精をする必要がないので、排卵と生理が止まります。

妊娠は、生理予定日が来ても生理が来ないことで発覚します。生理が来ないのは受精卵が着床すると妊娠を持続させる黄体ホルモンの分泌量が上昇し、生理予定日が来ても子宮内膜がはがれ落ちたり出血が起こったりしないためです。

産後数か月後までは無月経の状態が続きますが、これは、産後の女性がすぐ妊娠しないよう排卵を止めてからだを休めるために起こっているともいわれます。

生理とのおつきあいは約40年間・初潮と閉経について

女性ホルモンは一生を通して分泌されていますが、子供のころはそれほど分泌されません。思春期をむかえると急に女性ホルモンが活発に分泌されるようになり、それに伴って生理が起こるようになります。

個人差もありますが、小学校高学年ごろから生理が始まります。初めての生理を初潮(しょちょう)といいます。以降、女性は妊娠や出産の準備をするために毎月生理を繰り返します。

そして、ヒトのからだが加齢と共に老化するように、卵巣も40代ごろから老化が始まります。卵巣が老化すると女性ホルモンの分泌量が減り、排卵が起こりにくくなります。

40代後半からは女性ホルモンの分泌量が急激に減り、50歳を過ぎる頃には排卵や生理が起こらなくなります。生理が完全に止まることを閉経(へいけい)といいます。最終月経から約1年生理が来なければ閉経したものとみなされます。

個人差はありますが、女性は一生のうち、約40年間にわたって400回以上もの生理を経験することになります。

1か月のうち6日間が生理とすると、女性は1年のうち2か月半、一生では約8年に相当する生理期間を過ごす計算になります。それくらい生理は女性の一生に密接した存在といえるのです。

でも…毎月の生理って面倒くさいですよね?

生理は女性だけに与えられた特別な機能なのですが、それほど嬉しいイベントではありません。「毎月生理が来るのが楽しみ」という人はいませんよね…。

多くの女性が生理は面倒くさいと感じてしまうようです。

生理が面倒くさいと感じる理由

  • 生理痛がツラ過ぎる
  • だるい、眠い
  • イライラする
  • 生理が来るたび、なんで女ばかりこんな目に合うんだろうって思っちゃう
  • ナプキンを替えるのが面倒くさい
  • 出血が漏れないか気を遣うのがイヤ
  • 行事や旅行の邪魔になる

など

では、その面倒くさい生理がなぜか来なかったとき、心から「今月はラッキー」「楽でいいわ」と思うことができるしょうか?

想像してみてください。きっと、少し遅れただけでもそわそわしたり「なんで来ないの?早く来て」と思ったりするのではないでしょうか。

面倒くさいと感じることも多々あるけれど、毎月規則正しく来なかったら困るのが生理だと思います。

生理が起こるのは、女性の機能が正常に働いている証拠、女性ホルモンがきちんと分泌されている証拠です。

また生理には、血液と一緒に毒素を排出するデトックス効果があるという説もあります。

生理はイヤなことばかりではないので、リラックスタイムを設けたり自分へのご褒美をもうけたりして生理中の楽しみ方を見つけ、ぜひ有意義な期間にしていきましょう。

生理の仕組みやからだに目を向けるとより美しく健康になれる

当たり前のように毎月やってくる生理。そのメカニズムは驚くほどよくできていること、女性の人生にいかに密接したものであるか、あらためてお分かりいただけたかと思います。

女性が「あれ、なんだかいつもと体調が違うな」と思ったら、それは「女性ホルモンがきちんと分泌されていませんよ」「体調が悪いですよ」というサインかもしれませんね。

女性は、生理のメカニズムや自分のからだにもっと目を向けてみましょう。そうすれば、女性に生まれたことに感謝でき、より美しく健康になれると思いますよ。

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