生理痛を悪化させるにおいがある!?使用を避けたいアロマオイル11種

生理痛がひどい時、す~っと痛みを和らげ、気分転換をしたい。

そんな時にアロマオイルを利用している女性は年々増えてきています。アロマオイルが手に入りやすい所で、数多く売られ始めたというのも大きいでしょう。

アロマオイルはアロマテラピーに必要な道具の一つ。その香りは私たちの不快な体調を緩和したり、精神的なリラックス効果へと導いてくれる療法の一つです。

しかし、薬が使用方法を誤れば毒になるように、漢方薬に副作用があるように、アロマオイルにも元々の不快な症状を悪化させてしまう危険性は常に潜んでいます。

生理痛の緩和のためにアロマオイルを利用している女性に注意してもらいたい、生理痛を悪化させるかもしれないアロマオイルを紹介します。

アロマオイルを使用する際に注意したいこと

アロマオイルの香りが、私たちの人体に良い効能を届けてくれることに違いはありません。

生理痛への効果が期待できるアロマオイルの種類については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

しかし、その一方で薬効成分の集合体という一面もアロマオイルは持っているので、体質や体調の違いによっては悪影響を与えてくることがあります。

アロマオイルを試しに使用したり、肌に直接使うことでパッチテストを行うなど、ある程度の安全対策を講じてからアロマオイルを使用してくださいね。

特に、

  • 持病を持っていて病院に通っている
  • 常に服用する薬がある
  • アレルギー体質

という方は十分に気を付けてください。もしアロマオイルを常用しようとするならば、まず医師に相談することを優先してください。

そしてアレルギー体質の人は、あなたのアレルギーに該当する成分がないかアロマオイルの成分表を必ずチェックしてください。あなたのアレルギーを誘発する食べ物の花を使ったアロマオイルがないとも限りません。後の悪影響は事前に予防しましょう!

一番重要なのは、購入したアロマオイルの注意事項や説明書に従うことです。特に雑貨などで売っているアロマオイルには、質の悪い危険な物が混じっていることもあります。

そのため、必ず専門店や安全品質を心がけているアロマオイルを選んで購入してください。

特に初心者の方は、安いからと質の悪いアロマオイルを購入して失敗することが多いので、十分に気を付けてくださいね。

生理痛を悪化させるかもしれない、禁忌のアロマオイル

さて、では生理痛を悪化させるかもしれないアロマオイルを紹介します。

しかしここで注意してもらいたいのは、生理痛を悪化させるかもしれないということは、同時に生理痛をよくするかもしれない一面も持っているということです。

そのため、生理痛を悪化させるアロマオイル、生理痛を緩和させるアロマオイル、そのどちらにも属している「君は一体どっちなんだ」と言いたくなるアロマオイルも存在します。

その際には、相性がいいならば良質な効能を、悪い時は悪化の効能があると割り切り、試してみるのも手です。一度試して駄目ならば、別のアロマオイルに変えることをおすすめします。

もう一つ注意したいのは、生理痛が悪化するかもしれないアロマオイルは、生理痛が重い女性は特に使用することを止めた方がいいということです。

生理期間中に動くことさえできない程に重い生理痛の症状がある女性は、アロマオイルを本当に使用していいのかよく考えて判断してくださいね。

下記にある一覧は、一般的に生理を悪化させるかもしれない、生理が重い人は避けた方がいいアロマオイルです。

もし、これらの香りを活用している商品が日常的に存在するならば、生理期間中は避けるなり注意した方がいいでしょう。

  1. クラリセージ
  2. ミルラ
  3. セージ
  4. バジル
  5. ジュニパー
  6. フェンネル
  7. ローズマリー
  8. ペパーミント
  9. シナモン
  10. クローブ
  11. マージョラム

この中でおそらく一番の不思議に入るのが、「クラリセージ」でしょう。

実はクラリセージには、生理痛を緩和させるアロマオイルとしても紹介されることが多いものです。

その理由としてあげられるのは、クラリセージには持つ女性ホルモンに似た働きをする成分が含まれていることです。

つまり女性ホルモンの働きにより悪化するか、改善するかという体質と体調が良し悪しを決定します。

そのため、クラリセージは特に使用する際に注意しましょう。このアロマオイルがあなたにとって天使になるのか、悪魔になるのかは、試してみなければわからないのです。不安に感じたならば、使用を取りやめるのも一つの選択となります。

妊娠初期~妊娠中は避けた方がいいアロマオイル

生理痛を緩和させるためにアロマオイルを使用する。それは悪いことではなく、生理痛という苦痛を改善するための一手です。

しかし、逆に考えれば生理痛が楽になるということは、生理痛をスムーズにするための香りということです。

実は生理痛の痛みを緩和させる効果があるアロマオイルの中には、妊娠したい女性や、妊娠中の女性にとって避けた方がいい香りが数多く存在します。ただし注意したいのは、先述もしましたが改善効果と悪化させる副作用は、表裏一体ということです。

つまり紹介する所によっては、まるで逆の事が書かれていることがあるということです。薬用植物の成分が全て解明されたわけではないため、情報の精度により違いが出てきてしまうことは避けられません。

どれが大丈夫で何が駄目なのか分からなくなった時は、アロマオイルの専門家であるアニマセラピストに相談してみるのもいいかもしれません。また、かかりつけの医師がいるならば、医師にアロマオイルについて相談してみてもいいでしょう。

下記は一般的に、妊娠初期~妊娠中は避けた方がいい禁忌のアロマオイルです。商品によっては注意事項にしっかり書かれていることもあるので、そちらを含めて情報源として参考にしてください。

もちろん、妊娠を考えている生理中の女性にとっても、もしもの為に避けたほうがいい香りです。注意してくださいね。

  • ラベンダー
  • ゼラニウム
  • ジンジャー
  • メリッサ
  • クラリセージ
  • ペパーミント
  • シダーウッド
  • サイプレス
  • ローズ
  • レモングラス
  • ミルラ
  • ジャスミン
  • カモミール(ローマン・ジャーマン)

ここに上げているアロマオイルは、ほんの一部です。有名どころを選択して紹介しています。

アロマオイルの中では万能の名を冠するラベンダーも、知名度の高いカモミールやジャスミン、ローズにペパーミントなども、妊娠中や妊娠を考えている女性は生理中でも避けた方がいいアロマオイルに入っています。

有名だから大丈夫だろう、という漠然とした安心感はアロマオイルに関しては捨てた方がいいでしょう。多くのアロマオイルには使用に対する注意事項が書かれていることがあります。それをよく読むことで判断してくださいね。

正しくアロマオイルを活用し、症状悪化の危険性を無くしていこう

いかがでしたでしょうか?アロマオイルは、香りで脳を刺激することで、身体と精神に効能を与えてくれる自然由来の安全な療法道具です。しかし、その一方で相性や体質、その時の体調に左右される一面が強くもあります。

例えばアロマオイルの禁忌には、今回紹介した生理痛に関するものの他にも、低血圧・高血圧・発熱・乳幼児・運転中など、あらゆる状況下で使用を避けた方がいいアロマオイルが存在しています。生理痛という症状も、その禁忌の一つにすぎません。

アロマオイルの数は多く、豊富な種類が存在します。そのため今回紹介したアロマオイルも、禁忌を網羅しているわけではありません。あくまで現状で判明している、生理痛に対して禁忌のアロマオイルの、有名どころを紹介しています。

そのため、もしかしたら研究が進んだら禁忌が覆ることだってあるかもしれません。あくまで参考の一つ、情報源の一つとして利用してください。

アロマオイルは、状況や体質、相性や環境などを考慮して正しく使用すれば、私たちの身体に様々な恩恵と効能を与えてくれる優秀な自然療法の一つです。悪化の危険性を必要最低限にとどめて、アロマオイルの力を存分に生活に取り込みましょう。

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