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自律神経を整える薬の選び方。市販薬、漢方で相性のいいものとは | crana クレーナ

自律神経を整える薬の選び方。市販薬、漢方で相性のいいものとは


なんだか体調がゆらいでいるな…と不調を感じることが増えたとき、あなたはどのような対処をとりますか?

心やからだのゆらぎは、自律神経のバランスが乱れて起こっていることが考えられます。自律神経のバランスはストレスで乱れやすいので、ストレスをなるべく減らすことが自律神経の安定につながります。

病院を受診するのもひとつの方法ですが、病院に行くほどではないちょっとした不調は受診を戸惑ってしまいますよね。このようなときは市販薬でセルフケアをするのがおすすめです。

自律神経のバランスを整える薬にはどのようなものがあるのでしょうか。市販されている薬、サプリメントや漢方薬などの特徴について説明していきます。

自律神経のバランスを整えるビタミン剤・健康食品

ビタミン剤や健康食品は、あくまでも体に必要な栄養を補助的に補給する目的のもので、自律神経を直接整える効果は期待できませんが、間接的に役立てることはできます。

自律神経のバランスをサポートするサプリメント・ビタミン剤のタイプを大きく分けると、主に次の2つがあります。

  • 自律神経や体調を整える
  • リラックス作用をもたらして自律神経が乱れるのを防ぐ

自律神経や体調を整えるもの

からだの機能を高めることで、自律神経の機能を改善するためのサポートに役立ちます。

ガンマオリザノール
自律神経のバランスを整える作用があり、病院でも処方されますが、薬ではなく米の胚芽から抽出される天然成分です。

市販薬では、ビタミンEと一緒にガンマオリザノールを配合したビタミン製剤「ネーブルナチュール(エスエス製薬)」があります。

ビタミン剤なので、副作用の心配なく利用できます。

ビタミンB群
ビタミンB群(からだに必要な8種類のビタミンBの総称)は、脳神経のはたらきを正常に保つ作用があります。

ビタミンB群を十分に摂取すると、自律神経のはたらきを整えたり、自律神経のバランスが乱れるために起こる倦怠感やからだの痛みをやわらげることができます。

また、情緒を安定させる作用があるので、精神的なストレスをやわらげて自律神経のバランスが乱れるのを防ぎ、自律神経のバランスが乱れることで起こる情緒不安定を改善する効果も期待できます。

ビタミンBはそれぞれが異なる作用も持っていますが、一緒に摂取した方が作用は高まりやすいため、ビタミン剤やサプリメントを選ぶ場合は、ビタミンB群がまとめて摂取できるタイプを選ぶのがおすすめです。

ローヤルゼリー
ローヤルゼリーは、女王バチのエネルギー源になるクリーム状の液体です。ハチミツとは別のもので、やや飲みにくさがありますが、驚くほど栄養豊富で滋養強壮に用いられます。

ローヤルゼリーに含まれるデセン酸やアセチルコリンには、自律神経のバランスを整える効果が期待されます。

サプリメントや健康ドリンクなどに広く配合されています。

リラックス作用をもたらすもの

自律神経のバランスが乱れる原因のストレスをやわらげます。また、自律神経のバランスが乱れるために起こりがちなイライラや不安をしずめる効果も期待できます。

抗不安薬のような強い作用は期待できませんが、副作用や依存の心配がないので安心して試すことができます。

GABA(ギャバ)
GABA(ギャバ)は、リラックス成分、頭脳のはたらきを高める成分としておなじみで、健康食品や健康機能食品にもしばしば配合されています。

ギャバは、神経伝達物質のはたらきをサポートして神経の興奮をしずめます。野菜や果物に含まれる天然成分なので、副作用の心配もありません。

トマトやジャガイモにもギャバが多く含まれますが、自律神経のバランスが乱れやすい人は、健康食品からしっかり補給するのがおすすめです。

テアニン
テアニンは茶葉に含まれるアミノ酸の一種で、お茶の旨味のもとになっています。

神経伝達物質にはたらきかけてリラックス時にみられる脳波「アルファ波」を出し、緊張や不安をほぐすことがわかっています。また不眠やPMSの改善にも役立ちます。

日本茶や紅茶を飲んでもテアニンの作用でリラックスすることもできますが、お茶に含まれるカフェインには交感神経を興奮させる作用があるので、カフェインに弱い人は注意が必要です。

カフェインを避けたい人は、お茶ではなく機能性食品やサプリメントを利用すると良いでしょう。

セントジョーンズワート
セントジョーンズワート(西洋オトギリソウ)は、メンタルの不調を改善することで知られるハーブです。

神経伝達物質のバランスを整える作用があり、神経を鎮静させたり不安を取り除いたりする効果が確認されています。サプリメントはうつ病や不眠症に効くとして注目され、ドイツではうつ病を治療するときのサポートにも用いられています。

ストレスをやわらげて自律神経やホルモンのバランスを整える効果も期待できますが、女性は妊娠中、授乳中、ピルの服用時に摂取すると副作用が起こりやすいので、注意して利用する必要があります。

バレリアン
バレリアンバレリアン(セイヨウカノコソウ)は、鎮静作用を持つハーブです。

古くからヨーロッパで不安や不眠を解消するハーブとして親しまれており、サプリメントは緊張をほぐしたり不眠症を改善する目的で用いられます。

心身のリラックス作用によって、自律神経のバランスが乱れるのを防ぎます。また、自律神経のバランスの乱れに伴う肩こり、胃痛、生理痛などをしずめる効果も期待されます。ただ、独特なにおいが弱点のようです。

近年は健康ブームの影響で、ドラッグストアやネットストアで扱われるビタミン剤や健康食品のバリエーションも豊富になってきました。

自律神経のはたらきをサポートする成分は、サプリメントやビタミン製剤のほか、スーパーやコンビニで買える機能性食品、パンやお菓子などにも広く配合されています。

薬ではないので効き目はとてもおだやかですが、なんといっても手軽で取り入れやすいところが魅力でしょう。

市販の漢方薬で自律神経のバランスを整えるには

漢方薬には、自律神経のバランスを整えるものがたくさんあります。特に、イライラしやすい人、冷え症の人、どちらかというと虚弱な人には漢方薬がおすすめです。

ドラッグストアでも市販の漢方薬が充実してきて、お客さんが自分で商品を選んでレジに持って行き気軽に購入できるようになってきました。

薬を使って自律神経のバランスを整えたい人は、漢方薬を試してみるとよいでしょう。

自律神経のバランスを整える漢方薬

薬局で市販されていることが多く手軽に購入できる漢方薬には、次に挙げる種類があります。

漢方薬 適したタイプ 主な効能
加味逍遙散
(かみしょうようさん)
体力が中等以下
のぼせがある
イライラ
冷え症
血の道症
加味帰脾湯
(かみきひとう)
体力が中等以下
顔色が悪い
イライラ
不安
のぼせ
不眠
六君子湯
(りっくんしとう)
体力が中等以下
冷え症
みぞおちがつかえる
食欲不振
胃もたれ
軟便
虚弱
柴胡加竜骨牡蛎湯
(さいこかりゅうこつぼれいとう)
虚弱体質
胸がつかえる
不安
動悸
不眠
半夏厚朴湯
(はんげこうぼくとう)
体力が中等度
のどがふさぐ感じ
不安・緊張
のどのつかえ

不眠
抑肝散
(よっかんさん)
体力が中等以下
のぼせ・イライラ
神経のたかぶり
筋肉の引きつり
不眠
釣藤散
(ちょうとうさん)
体力が中等度
血圧が高い
頭痛
肩こり
めまい
抑うつ

※血の道症…ホルモンバランスの変動に伴って起こる女性特有の症状(イライラ・不安・のぼせ・冷え症など)

どの薬もストレスによるイライラや不安をやわらげる作用がありますが、適応する体質が少しずつ異なるので、パッケージの注意書きをよく読んだり店頭で薬剤師に相談したりして、体質に合った薬を選ぶようにしましょう。

自律神経のバランスを整えるのに漢方薬がおすすめな理由

病院で一般に処方されている西洋医学分野の薬を「新薬」といいますが、新薬は急性の症状をすみやかに抑えるのは得意でも、自律神経の機能そのものを治すことや、自律神経が引き起こす慢性的な不定愁訴へアプローチすることは苦手です。

一方、漢方薬は新薬とアプローチの仕方が異なり、まず不調の原因になっている体質の弱点を改善して、自然治癒力を高める作用を持っています。

そのため新薬のよう即効性や特効はありませんが、自律神経が起こす慢性的な不調には効果を発揮することができます。

漢方薬を利用すると、体質が改善されることで自律神経の機能も正常に導かれ、つかみどころのない不定愁訴もひとまとめに解消することができます。

例えば、昨日は吐き気と頭痛、今日はイライラと下痢…といったようにコロコロと症状が変わるのが、不定愁訴の特徴です。

これらの症状を薬で解消するならば、新薬では頭痛薬、下痢止め…と薬を使い分けなければなりません。また明日は別の症状があらわれる可能性もあります。

対して漢方薬は、自律神経そのものを整えてくれるので、あらゆる症状をまとめてやわらげる効果が期待できるのです。

市販の鎮静剤でメンタルケアをして自律神経のバランスを整える

ストレスやプレッシャーで緊張している状態が続くと、自律神経のバランスが交感神経に大きく傾き、体調まで崩れやすくなってしまいます。

近年はメンタルケアに関心を持ち、緊張や不安をほぐす「鎮静剤」を利用する人が急増しています。

鎮静剤は神経の興奮をおさえてストレスをやわらげる効果を持ち、自律神経失調症や更年期障害、PMSの予防と改善にも効果が期待できます。

特にイライラや不安などメンタルの不調で悩んでいる人、スッキリしない体調の原因が精神的なストレスだとはっきりわかっている人は、このような市販の鎮静剤を試してみるのも良いでしょう。

代表的な鎮静剤には次の薬があります。

製品名 主な有効成分 主な効能
ウット
(伊丹製薬)
ブロモバレリル尿素※
アリルイソプロピルアセチル尿素※
塩酸ジフェンヒドラミン※
精神の興奮
神経衰弱
頭痛
パンセダン
(佐藤製薬)
パッシフローラエキス
セイヨウヤドリギエキス
カギカズラエキス
ホップ乾燥エキス
イライラ
緊張感
頭痛や倦怠感
奥田脳神経薬
(奥田製薬)
チョウトウ末・ニンジンなどの生薬
カフェイン
ブロモバレリル尿素※
グリセロリン酸カルシウム
イライラ
不安感
頭痛、頭重
のぼせ
めまい
耳鳴り
首肩のこり
ノイ・ホスロール
(救心製薬)
ブクリョウ
タイソウ
ケイヒ
カンゾウ
神経のたかぶり
動悸
驚きやすい
不安感
イライラ
レスフィーナ
(シオノギ
ヘルスケア)
抑肝散加芍薬黄連 神経症
不眠症
更年期障害
血の道症
夜泣き
漢方ナイトミン
(小林製薬)
酸棗仁湯 不眠症
神経症

※のついた成分は催眠作用があるので、日中に使用する時は眠気に注意する必要があります。

ウットや奥田脳神経薬のように新薬の鎮静成分を用いたものもありますが、どちらかというと生薬やハーブを原料にした植物性の薬が主流になってきています。

配合されている成分は強い副作用の心配もなく穏やかに効くため、精神科で処方される抗不安剤のようなはっきりした効果は期待できません。「気づいたらイライラしなくなった」「寝つきが良くなった」と体感することが多いようですね。

基本的に系統はどれも同じですが、成分やうたわれている効能が少しずつ異なるので、パッケージの表記や薬剤師のアドバイスを参考に自分に合いそうな製品を選ぶと良いでしょう。

病院を受診したときに処方される薬の種類と特徴

受診して特に異常のないことが確認されると、医師に「おそらく自律神経失調症でしょう。お薬を出しておきますね。」と言われ、薬物療法を中心とした治療を受けることになるのが一般的なパターンでしょう。

処方されるのは、自律神経のバランスを整えるもの、症状をしずめるものなど、次に挙げるような薬が中心となります。

自律神経調整薬

交感神経の緊張をゆるめて、不安や筋肉の緊張をやわらげます。

代表的な薬の「グランダキシン」は、ベンゾジアゼピン系抗不安薬の一種ですが、主に自律神経失調症や更年期障害の治療に用いられます。

精神安定剤にありがちな眠気や倦怠感などの副作用が少ないので使いやすく、比較的軽い症状の緩和に効果が期待できます。

ただし、自律神経調整薬は市販されていないので、この薬を利用したい場合は受診して処方してもらわなければなりません。

ガンマオリザノール

米から抽出された成分です。自律神経のバランスを整える作用があるとして、病院では「ハイゼット」という製品名で心身症、過敏症大腸症候群、更年期障害の改善に用いることがあります。

副作用の心配はほとんどなく、ビタミン製剤としても市販されていますが、作用もとても穏やかです。

自律神経末梢作用薬

症状が出ているところの自律神経に直接作用して症状をおさえます。

立ちくらみの治療に用いられる「交感神経興奮薬」や、腹痛・下痢をしずめる「副交感神経遮断薬」などがあります。副作用でしばしば不快な症状を伴います。

抗不安剤

不安障害に伴う強いストレスや不安や恐怖を取り除き、精神科で用いられています。また筋肉の緊張をゆるめる作用や催眠作用があり、自律神経失調症や更年期障害の治療にも処方されることがあります。

眠気やふるえなどの副作用を伴い、長期連用するとからだが薬に依存して、薬の服用を止めたときに離脱症状があらわれやすくなります。

そのように作用が強い薬のため、自律神経失調症の場合は、ほかの薬や療法が効かない場合の手段として用いられることが多いです。

もちろんですが、生まれ持った性格、メンタルの弱さを変える効果までは期待できません。市販薬に同じ効果を持つものはなく、受診して処方してもらう必要があります。

このほか、ホルモン剤で女性ホルモンの影響でゆらぎやすい自律神経のバランスを整えたり、漢方薬を併用することもあります。

ただ、自律神経を完全に安定させる特効薬は存在していません。薬を飲んでいる間は状態が安定しますが、効果と副作用が起こるリスクとのバランスを考えると、薬を飲むことには少し抵抗を感じる人が多いかも知れません。

病院を受診して薬を処方してもらうことには安心感がありますが、実際のところ、ちょっとしたゆらぎを感じても我慢できる軽い程度の症状が多いので「受診するほどのことじゃない」「セルフケアでなんとか対処したい」と思う人がほとんどです。

基本的には、薬で症状を抑える治療よりも自律神経のバランスが乱れる原因(ストレスなど)を取り除くことのほうが優先されます。

日常生活に差し支えるほど重い、我慢できないほどつらい…という場合はすぐ受診しなければなりませんが、軽い不定愁訴の場合は規則正しい生活に心がけると同時に、ドラッグストアで入手できる薬や健康食品で穏やかなセルフケアを試すのも良いでしょう。

市販薬で改善されない場合は受診もおすすめします

「自律神経にはこれが効く!」という特効薬こそないものの、今回紹介しましたように市販薬や健康食品のなかには、自律神経のバランスを整えるために役立つものがたくさんあります。体質や症状に合わせて活用してみてください。

ただし、市販薬を使ったセルフケアで不調が改善されない場合は、ほかの病気が原因になっている可能性も考えられるので、かかりつけの医療機関(内科、婦人科など)または心療内科にご相談ください。

特に思い当たる理由がないのにスッキリしない体調が続くときは、自律神経のバランスが乱れていることが考えられますよね。

臓器そのものに異常はないため、自律神経のバランスが元に戻ると症状も自然に消えてしまうことも多いです。このように、からだに異常はないのに本人が不調を訴えるような症状は「不定愁訴(ふていしゅうそ)」と呼ばれます。

自律神経は、常に交感神経と副交感神経がバランスをとりあっていて、ゆらぎやすいので小さなストレスを受けただけでもバランスを崩してどちらかに傾いてしまいます。その状態は、やじろべえ、シーソーとよく似ています。

特に女性は、生理周期によるホルモンバランスの変動が自律神経に影響を与えるため、自律神経のバランスが不安定になりがちです。

自律神経は全身の器官をコントロールしているため、バランスが乱れたときには全身のあちこちにさまざまな症状があらわれやすく、はっきりした病気でないわりに不快感が大きくなりやすいのが特徴です。

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