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生理前ニキビに効果のある漢方薬。手軽に購入できる7選 | crana クレーナ

生理前ニキビに効果のある漢方薬。手軽に購入できる7選

生理が近づくたびにできる大人ニキビはしつこくて治りにくいですよね。

大人ニキビを繰り返すのは、思春期のニキビと違ってホルモンバランスの乱れが影響しているためです。

ホルモンのバランスを整えるのは漢方薬の得意とするところ。もちろんニキビのような皮膚トラブルにもしっかり対応してくれます。

大人ニキビにはどの漢方薬がよく効く?生理前のニキビにおすすめの漢方薬を紹介いたします。


生理前に出るニキビが出るのはホルモンバランスの乱れが原因

思春期を過ぎてから出る吹き出物は、思春期のニキビと同じように皮脂の詰まった毛穴に増殖したアクネ菌が炎症を起こすためにみられ、「大人ニキビ」とも呼ばれますね。

女性は、メイク汚れが毛穴に詰まったり、ストレスでホルモンバランスが乱れて皮脂の分泌が過剰になったりして、肌の調子が低下したときに大人ニキビが出やすいのです。

特に生理前は、黄体ホルモンの影響で皮脂の分泌が活発になるうえ、ホルモンや自律神経のバランスが乱れやすいため、ほかの時期よりも大人ニキビに悩まされやすくなります。あなたもこんな症状で悩んでいませんか?

  • いつも決まった場所にニキビができる
  • 治療をしても顎のニキビが繰り返しできて治りにくい
  • 生理前はニキビのほかにイライラや便秘などさまざまな不調が起こりやすい
  • 生理不順や生理痛に悩んでいる
  • ストレスを感じることが多い

実は、大人ニキビはニキビ用の化粧品や外用薬を使うだけではなかなか治らない場合があります。

生理前のニキビをきちんと治すには、肌の外側からニキビにはたらきかけるだけでなく、ホルモンや自律神経のバランスを整えるケアを同時におこなうことも必要です。

生理前にニキビができやすい人は、ホルモンバランスを整えるため、規則正しい生活や十分な睡眠、ストレス解消を心がけることが大切です。

また生理前の大人ニキビを繰り返す人は、漢方の力を借りて体質をじっくりと改善していくのがおすすめです。

生理前のニキビに処方される漢方薬で代表的なものには、次の6つがあります。

ホルモンバランスを整えてニキビを改善する ニキビの炎症をしずめる
  • 当帰芍薬散
  • 桂枝茯苓丸料加よくいにん
  • 桃核承気湯
  • 清上防風湯
  • 荊芥連翹湯
  • 十味敗毒湯

当帰芍薬散、桂枝茯苓丸(桂枝茯苓丸料加よくいにんに配合されている)は、女性特有の症状を改善する漢方薬として知られ、加味逍遙散とあわせて「婦人科三大処方」と呼ばれます。桃核承気湯も婦人科系のトラブルに用いられることが多い漢方薬です。

また、清上防風湯、荊芥連翹湯、十味敗毒湯は、ニキビなど肌トラブルの治療に用いられる代表的な漢方薬で、皮膚科でも外用薬とあわせて処方されることがあります。

これらの漢方薬は、ニキビを改善すると同時にさまざまな不調も解消してくれるので、月経前症候群、月経困難症、血の道症(ホルモンバランスが乱れることで起こる女性特有の不快な症状)の改善にも役立つのです。

ただし人によって合う薬が異なるので、漢方薬の特徴とどの薬が自分に合うのかを知る必要があります。

この記事では、生理前のニキビを改善する効果があり薬局で入手しやすい漢方薬をピックアップしました。薬局で漢方薬を探すときの予備知識として参考にしていただけると幸いです。

1.炎症を起こしていない白ニキビには当帰芍薬散を

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)は、まだ炎症を起こしていない白ニキビを治したいときにおすすめ。

東洋医学で言う血(けつ)を補って全身の血のめぐりを良くし、女性ホルモンのはたらきをサポートします。古くから「女性の聖薬」と呼ばれ、婦人科系の薬として第一におすすめされることが多い薬です。

当帰芍薬散が適している人
  • 初期の白く小さいニキビで、炎症は起こしていない
  • 虚弱体質でどちらかというとやせている
  • 冷え症
  • 顔色が悪い、どちらかというと色白
  • 生理不順がある
  • 貧血気味

当帰芍薬散に配合されているトウキ、センキュウは血行を促進し、ソウジュツ、タクシャは余分な水分を排出してむくみや冷えをとります。シャクヤクは鎮痛作用があります。

血行が悪くなっていると生理痛や月経前困難症(PMS)が起こりやすくなるほか、皮膚に栄養が行き届かず、肌の機能が低下してニキビができやすくなります。そのような大人ニキビの改善には当帰芍薬散が適しています。

当帰芍薬散は作用が穏やかなので、あまり副作用の心配なく利用できます。ただし胃腸に違和感をおぼえたときには、成分が胃腸を刺激している可能性があるので使用は中止します。

2.炎症を起こした赤いニキビには桂枝茯苓丸料加よくいにん

桂枝茯苓丸料加よくいにん(けいしぶくりょうがんかよくいにん)は、炎症を起こして赤くなっているニキビを治したいときに適しています。

ちょっと長い名前になっているのは、その名の通りに女性特有の不調を改善する「桂枝茯苓丸」に、皮膚の荒れを改善するヨクイニン(ハトムギの種子)を加えた漢方薬だからです。

医療機関や漢方薬局に行くと、生理前のニキビにこの薬をすすめられることも多いでしょう。

桂枝茯苓丸料加よくいにんが適している人
  • 比較的体力がある
  • フェイスラインやおでこにニキビができやすい
  • ニキビの色が赤紫色っぽい
  • しみができやすい
  • 下半身が冷えて顔はのぼせやすい
  • 肩こり、頭重がある

ホルモンバランスを整えるシャクヤク、血行を促進するボタンピとトウニン、利尿作用と鎮静作用のあるブクリョウ、余分な熱を冷ますケイヒなどが配合され、全身の血のめぐりのバランスを整えて生理前特有のイライラやのぼせをやわらげます。

桂枝茯苓丸は、女性に多いお血(血液がドロドロになって流れが滞っている状態)を改善する漢方薬です。お血をとって血のめぐりを良くすることで、皮膚に栄養を行き渡らせ、ニキビの治りを促進してくれます。

同時に、お血によって起こる子宮の血行不良を改善するので、生理痛や生理前の下腹部痛を緩和することもできます。

体力の弱い人にはあまり適していません。

3.便秘やのぼせがある人のニキビが炎症を起こしたら桃核承気湯

桃核承気湯(とうかくじょうきとう)は炎症を起こして赤く腫れているニキビの治療に適しています。

桂枝茯苓丸と同様にお血を取り除いて血行を促進し、ます。ホルモンバランスを整える作用があり、PMS、月経困難症、更年期障害の症状を改善するときに用いられます。

緩下作用(お通じをつける作用)があるなど、桂枝茯苓丸より強い作用を持っているで、桂枝茯苓丸よりもさらに体力のある人向きの薬となっています。

桃核承気湯の適している人
  • ニキビに炎症が起こして赤く腫れ、痛みがある
  • 体格が良く、体力がある
  • 便秘がちで生理前に便秘が悪化する
  • のぼせやすい
  • シミができやすい
  • 生理前にイライラしやすい

桃核承気湯に配合されるダイオウ、ボウショウには緩下作用と鎮静作用があり、生理前の便秘が原因で起こるのぼせ、イライラ、肌の不調を解消します。トウニンやケイヒは血のめぐりを整え、ホルモンバランスの乱れによって起こる不調をしずめます。

虚弱体質の人、胃腸の弱い人には適していません。また、大量摂取や長期連用で副作用を起こす甘草(カンゾウ)を含むことから、カンゾウを含むほかの薬との併用は避ける必要があります。

4.生理前にニキビが悪化して炎症を起こす人には清上防風湯

清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)は、顔の皮膚にできた炎症をしずめる作用があり、炎症を起こしたニキビの治療に用いられます。ニキビが赤く腫れたときにすすめられる薬です。

清上防風湯が適している人
  • ニキビが赤い炎症を起こしている
  • 体力がある
  • 脂性肌
  • 赤ら顔
  • のぼせがある

こもった熱を冷ますオウゴン、オウレン、レンギョウや、炎症をやわらげるボウフウ、ケイガイなど12種類の生薬が配合され、顔に余分な熱がたまって起こる皮膚の炎症をしずめます。

また上半身に上がった熱を下げ、全身の熱をバランス良く循環させる作用があるので、PMSに伴う冷えやのぼせを改善する効果も期待できます。

胃腸の弱い人にはあまり適していません。また、カンゾウを含むので、副作用を避けるためにカンゾウを含むほかの薬との併用を避ける必要があります。

5.すぐ炎症を起こすニキビ体質の改善には荊芥連翹湯

荊芥連翹湯(けいがいぎょうれんとう)は、繰り返しニキビの炎症を起こす人に適しています。

刺激を受けるとすぐ炎症が起こる肌質の改善に役立ち、解毒作用と皮膚をうるおす作用によってニキビの炎症をしずめていきます。アトピー性皮膚炎の治療に用いられることもあります。

荊芥連翹湯の適している人
  • ニキビが赤く炎症を起こしている
  • 体力は中等度以上
  • 皮膚の色が浅黒く乾燥している
  • 手のひらや足の裏に汗をかきやすい
  • アレルギーがある

荊芥連翹湯は、炎症をとるオウレン、オウバクなど、血行を促進するトウキ、センキュウ、ジオウなど、膿の排出を促進するビャクシ、キキョウなど17種類の生薬が配合されています。

胃腸の弱い人にはあまり適していません。また、カンゾウを含むので、副作用を避けるためにカンゾウを含むほかの薬との併用を避ける必要があります。

6.化膿しているニキビを治すには十味敗毒湯

十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)は、化膿している状態のニキビ治療に適しています。解毒作用と炎症をしずめる作用があり、化膿を伴う急性の炎症を治療するときに用いられます。

十味敗毒湯の適している人
  • ニキビが化膿してジュクジュクしている
  • 体力は中等度
  • 皮膚疾患が化膿しやすい

十味敗毒湯には、血行を促進するボウフウ、ケイガイ、センキュウなど、解毒して炎症をしずめるサイコ、オウヒなど、膿や腫れを取り除くブクリョウ、ショウキョウなどが配合されています。

十味敗毒湯は短期間で炎症をしずめる薬です。炎症の起こり始めに用いるのが効果的で、炎症がおさまってきたらほかの薬に切り替えることがすすめられます。

体力のない人、胃腸の弱い人には適していません。またカンゾウが配合されているので、カンゾウを含むほかの薬との併用も避ける必要があります。

7.家庭の常備薬にもなる紫色の軟膏・紫雲膏

もうひとつ、漢方の塗り薬も紹介しておきましょう。「紫雲膏(しうんこう)」は江戸時代に日本で考案された生薬配合の軟膏です。

内服する漢方薬はからだの内側から時間をかけてじっくりと効いていくのに対し、外用する漢方薬は患部に直にはたらきかけるので、即効性が期待できます。

有効成分の紫根(シコン)は、炎症をしずめ傷の肉芽を修復して皮膚疾患を速やかに治す作用があります。近年美容に良いことでも女性の間で注目されるようになった生薬です。当帰芍薬散にも配合されるトウキは血行を促進し、肌の機能を高めます。

ゴマ油、ミツロウ、豚脂と肌にやさしい天然成分で作られているので刺激が少なく、これらの油脂が患部をしっかり覆うことで、自分の力で傷を治すモイストヒーリング(湿潤療法)の効果が生まれます。

ニキビ、ひび、あかぎれ、魚の目、日常的な軽い傷、軽いやけどなどに使える便利な軟膏です。家庭の常備薬にしておくと急なニキビやちょっとした皮膚疾患を治すのに役立つでしょう。

ただ、軟膏の色が赤紫色で目立ちやすくゴマ油や豚脂のにおいが強いので、人によって好き嫌いがわかれます。ニキビにはおやすみ前に塗るのも効果的です。

生理前のニキビに漢方がおススメな理由…薬のメリット・デメリットについて

ニキビには、新薬(病院や薬局で取り扱っている合成的な医薬品)のニキビ治療薬を使うのが一般的です。そのため、ニキビができたときに「漢方薬で治す」という発想が第一に浮かぶ人は少ないようです。

よく効くニキビ治療薬も多いのですが、どの薬にもメリット・デメリットがあります。生理前のニキビを治す場合は、新薬と漢方薬を上手に使い分けてそれぞれのメリットを活かすのがおススメです。

新薬、漢方薬でニキビを治すときのメリット・デメリットを比べてみましょう。

ニキビを新薬で治すメリット・デメリット

新薬は患部へ直にはたらきかけ、炎症や痛みをすみやかに止めたり炎症を起こしている菌のはたらきを抑えたりするのが得意です。

そのため、特定の炎症や痛みを止める「対症療法」には高い効果を発揮します。たとえばニキビ治療薬を使うと、抗菌剤がアクネ菌を殺菌し、抗炎症剤が炎症をしずめてニキビを早くきれいに治すことができます。

ただし、新薬ではあくまでも症状をおさえるのみで、ニキビのできやすい体質までは改善することができないので、一度ニキビが治っても体質が変わらなければ、何度でもニキビを繰り返してしまいます。

また新薬は、薬効成分を合成的に精製し濃縮したものなので、天然の生薬だけで作られている漢方薬に比べると強力な薬効があります。それだけからだに与える負担も大きくなるため、どうしても副作用の起こる可能性が出てきてしまいます。

ニキビを漢方薬で治すときのメリット・デメリット

一方、漢方薬は症状を抑える効能がおだやかなので、新薬ほどの即効性は期待できません。

東洋医学では、皮膚疾患をこうとらえます。

皮膚疾患の原因はからだの内側にもあります。

大人ニキビは、皮脂やメイクの油脂、外部から付着した雑菌、体内にたまった毒素が毛穴をふさぐことがきっかけで起こります。

さらに生理前はホルモンや自律神経のバランスが乱れやすいため、気・水・血のバランスが乱れることで、皮膚に水分や余分な熱がたまったり血の巡りが悪くなったりします。

すると皮膚の細胞に栄養が届かなくなり、肌の機能が低下してニキビができやすくなります。

漢方薬は気・水・血のバランスを整え体質の弱点を改善することで、からだの内側から機能を高めてホルモンや自律神経のバランスを整えるので、根本からニキビを治していくことができます。

また、生理前にニキビができやすい人はホルモンバランスが乱れやすいため、PMSや生理不順などの不調も同時に起こりやすくなりますが、漢方薬は生理前の不調を根底から解決するため、ニキビ、PMS、生理不順などの不調をまとめて改善することができます。

複数の生薬が組み合わさることで幅広い症状にも対応しているため、次々と移り変わっていく女性特有の不調をしっかりサポートしてくれるのもうれしいです。

ただし、症状が改善されるまでにはしばらく時間がかかります。症状や体調によって異なりますが、少なくとも1~2か月は薬を続ける必要があるといわれます。

また、体質に合っていなければ効果が発揮されなかったり副作用が出やすくなったりするため、専門家のアドバイスに従って自分に合った薬を選ぶ必要があります。

急性の炎症には病院で処方される薬や市販薬を、慢性化しているニキビを治すなら漢方薬を選び、併用したり回復の様子にあわせて切り替えたりすると、より早くきれいにニキビを治すことができるでしょう。

根気よく続けて体質を改善し生理前のニキビにお別れしましょう

漢方薬は、飲み続けることで少しずつ体質を改善していき、ニキビの原因を解消していく薬です。即効性のある薬というわけではないので、途中で服用をやめてしまわず根気よく続けることをおすすめします。

ややとっつきにくいイメージもある漢方薬ですが、近年はドラッグストアでも自由に手に取って買い求めることができるようになっていますので、店頭で薬剤師に相談しながら気軽に試してみるのもよいでしょう。

生理前のニキビがしつこくて困っている人、ニキビだけでなくさまざまな不調に悩んでいる人にとって、漢方薬はきっと強い味方になってくれるはずです。

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