生理痛を和らげてくれるお茶の種類。手に入りやすく効果が確かな9つ

定期的に襲い掛かってくる生理痛。酷い人は気絶したり、日常生活もままならない痛みを感じています。

そんな生理痛を何とかしたいと思っても、忙しくて病院に行く時間が取れない、または受診するのはちょっと違うよなぁ…と考えている女性は多いものです。

また、毎回薬に頼っている生活から抜け出したい!と願う女性もいます。

ここではそんな、時間がない、めんどくさい、薬に頼りたくない、そんな人におすすめの、生理痛を和らげてくれるお茶を紹介します。

普段飲んでいるお茶を切り替えて、生理痛の緩和にむけて励んでみましょう。

緑茶の中でもカフェインが少ない番茶がおすすめ

緑茶には生理痛を緩和すると言われている、フェノール類も多く含まれているお茶です。特に、緑茶の中でもカフェインが少ない番茶がおすすめです。

また、緑茶の香りにはリラックス効果もあり、イライラが強くなる生理中にほっと落ち着けるアイテムにもなります。

ただし、緑茶にはカテキンが入っています。その中でもカテキンが豊富な番茶を飲むときは、注意が必要です。カテキンは鉄分を吸収してしまう効果があり、貧血気味の人は大量の緑茶を飲むことは避けた方が無難です。

食後に温かい緑茶を一杯飲むなど、飲み方や量を工夫して緑茶パワーを正しく取り入れましょう。

夏の定番、麦茶はイライラも抑えてくれる

麦茶は緑茶同様に日本人に馴染み深く、真夏の定番ともいえるお茶ですね。

麦茶はビタミンB1を多く含んでおり、ホルモンバランスと自律神経を整え、イライラを鎮める効果も期待できるお茶です。ホルモンバランスの乱れから生理痛をおこしている人には特におすすめです。

また、香ばしい麦茶の香りの元になっているピラジンという成分は、血流を良くする働きもあります。

生理中のホルモンバランスの乱れから、自律神経が乱れていたり、イライラする日が続くときなどは、麦茶を飲んでみてください。

ごぼうパワーを取り入れるごぼう茶は血行不良を改善してくれる

古くから漢方としても使われてきたごぼう茶は、慢性的な痛みに効果を発揮してくれるお茶です。もちろん一定期間の間、慢性的に痛みが続く生理痛もごぼう茶の効果範囲内で、炎症や熱を伴う痛みも緩和してくれます。

ごぼう茶にはポリフェノールが豊富に含まれていて、血管を拡張することで血流を促進させる効果もあります。そのため血行不良の改善にも効果的です。

また、ごぼう茶に含まれているアルギニンは女性ホルモンの分泌をスムーズにしてくれるため、女性ホルモンの乱れやすい生理中のお茶として最適です。

たんぽぽはただの草ではない!たんぽぽ茶は冷えやむくみにも効く

そこらの道端に生えているたんぽぽですが、古くはヨーロッパや中国で薬効ある存在として親しまれてきました。これを材料として作り出されたたんぽぽ茶は、ホルモンのバランスを調整してくれる効果があるお茶です。

また、毛細血管の拡張効果もあり、冷え性やむくみの改善にも効果を発揮します。

栄養素としても、鉄分やビタミンB2なども多く含んでいたり、授乳中の女性ならば母乳の出や質をよくする効果も期待できます。まさに女性に優しいお茶なのです。

特にその効果から、女性ホルモンバランスの乱れからくる生理痛を和らげてくれるので、是非とも生理期間中におすすめしたいお茶の一つです。

ビタミンやミネラルもたっぷり!栄養豊富な黒豆茶

黒豆茶は、黒豆を原料として作られたもので、万能ともいえる沢山の健康効果が期待できるお茶です。近年、黒豆は栄養豊富と注目を集めていましたが、その黒豆の最適な摂取方法として黒豆茶が注目されました。

黒豆茶には、

  • アントシアニン
  • 大豆インフラボン
  • 大豆サポニン
  • ビタミンB郡

など、栄養豊富というだけあり実に様々な栄養を蓄えています。黒豆茶は、それを飲んで身体に取り入れることができる手軽な手段なのです。

そんな黒豆茶の持つ効果の中には、便秘の予防と改善、冷え性の改善、ホルモンのバランスを整える、ストレスの改善など、女性にとって嬉しい効果がたっぷりと存在します。

また、ビタミンやミネラルもたっぷり入っており、生理痛でどうにも食欲がない時に飲む一杯としてもお手軽なお茶です。

ただ一つだけ注意があるとするならば、飲みすぎに注意しましょう。どれだけ万能な効果を持っていようとも、過剰な摂取は身体に悪影響を与えます。

便秘や下痢、ホルモンバランスの乱れ、大豆アレルギーなどに気を付けて、用法容量を守って正しく黒豆茶を飲んでくださいね!

今はまずくない商品もたくさん!血の巡りをよくするどくだみ茶

どくだみ茶は、漢方として考えると十薬と呼ばれる、血液に関する健康効果があるお茶です。全身の血液の巡りをよくする血液サラサラ効果と利尿作用があるため、率先して水分補給をする好循環が起こります。

さらに生理痛の原因の一つとして、血の通りが悪く経血が順調に行われないというものがあります。どくだみ茶を飲むことで、流れが悪い血液の巡りをよくすることで上手な経血を促し、結果的に痛みの緩和につなげることができます。

どくだみ茶だけでは飲みにくい場合は、玄米茶や抹茶とブレンドされたタイプも市販されています。純度100%のどくだみ茶を試す前に、飲みやすくブレンドされたもので試してみてはいかがでしょうか?

漢方の材料から生まれた杜仲茶(トチュウチャ)

杜仲茶(トチュウチャ)とは、古くは中国の生薬として日本に伝来したと考えられる、杜仲の葉を利用して作られたお茶です。分類としては中国茶に属し、漢方の材料にもなっています。

むくみの改善、脂肪蓄積の予防、代謝向上の働きが期待されており、一時期はダイエット茶や健康茶としても注目を集めました。中でも生理痛の時におすすめしたい理由は、杜仲茶には副交感神経を活性化させる働きもあることです。

さらに、血行促進・冷えの改善・痛みの緩和・ストレスの緩和、さらに自律神経のバランスを整えるという働きが期待できます。ミネラルも豊富に含まれているため、不足しがちなミネラル補給源としての働きも期待でき、大活躍すること間違いないでしょう。

このように杜仲茶の働きは、結果的に生理痛の緩和など女性に嬉しい効果がぎゅぎゅっと詰まっています。生理期間中に飲むお茶を杜仲茶に切り替えるだけでも、生理痛が和らいでくれるかもしれません。一度、試してみてはいかがでしょうか?

妊婦さんや授乳期にも飲める、奇跡のお茶と呼ばれるルイボスティー

ルイボスティーとは、生理中に不足しやすいミネラルも豊富に含まれており、妊娠さんや授乳期の方にもおすすめされるお茶です。分類としては紅茶に属します。

生理痛の時に飲むお茶として、生理痛の予防として体質改善ができる紅茶として、紅茶好きの間で最近注目を浴びています。特に、消化器官の弱い人や、肝機能が低下している人でも気楽に飲める紅茶として、健康に気を使う人からも注目されています。

通常の紅茶と異なりノンカフェインであることも、特徴の一つです。そのためカフェインの摂取を制限している人でも、手軽に紅茶が楽しむことができ、健康にもいいと評判のお茶なのです。

またルイボスティーには、活性酸素を除去できる酵素が多く含まれています。そのため花粉症やアトピー、不妊症や生理痛など、アレルギーや女性特有の病気にも効果を発揮します。

これらを始めとした健康効果の高さから、ルイボスティーは昔から「奇跡のお茶」とも呼ばれています。

生理期間中だけではなく、毎日ルイボスティーを飲み続けると定期的に訪れる生理痛が和らいだという報告もあります。女性に嬉しい効果が盛りだくさんのルイボスティーを活用して、生理痛の緩和を目指してはいかがでしょうか?

種類も効果も豊富なハーブティー

ハーブティーは、私たちの身体に様々な健康効果を与えてくれるハーブを活用して作られたお茶です。その中にはもちろん、生理痛など女性特有の症状に効果を発揮するものもあります。

生理痛に効果があるラズベリーリーフティー、ホルモンバランスを整えてくれるカモミールなどは、女性にとって嬉しいハーブティーの代表格ではないでしょうか?

ハーブは好き嫌いの好みが分かれるものです。そのためハーブティーを飲む時は、自分が無理なく飲めるハーブティーを見つけてみてください。同じハーブティーでも製造元やブレンドの違いにより、飲みやすさも違うので色々試してみてくださいね。

生理痛を和らげる効果があるハーブティーについては、生理痛を和らげるハーブティー7選。冷えやむくみ、イライラも改善!で詳しく紹介しています。

苦しい生理痛の期間でこそ、ほっとできる一時を

どれだけ忙しくても、どれだけ憂鬱でも、ほんの一杯お茶を飲むだけでもストレスの緩和になります。日常的に飲んでいるお茶を、今回紹介した物に切り替えるだけでも生理痛を緩和させる手助けになります。

お茶を毎日飲んで、じっくり体質改善を目指すか、痛みに耐えかねて病院へ駆け込むかはあなた次第です。もしも耐えられない痛みならば、迷わず病院へ行きましょう。

そして自分にとって最も良い方法を選び、お茶で体質改善を目指すならば、今回紹介したものを日常に取り入れてみてくださいね。まずはお手軽な手段から試してみましょう!

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