生理ニキビに効く薬。飲む・塗るタイプ別の市販薬一覧

大人の約50%が思春期を過ぎてもニキビに悩まされるといいます。

主な原因はホルモンバランスの乱れ。生理前にできやすいのが特徴です。

そこでお世話になることも多いのが大人ニキビ用の治療薬ですが、早くキレイに治すためには適切な薬選びが大切です。

皮膚科に行くほどではない、でも市販薬を使って自分できちんと治せるか心配…と迷っている人は、市販のニキビ治療薬の特徴をきちんと把握すると、薬が選びやすくなりますよ。

ニキビ用の市販薬について、外用薬・内服薬それぞれの特徴とおすすめの製品の情報をまとめました。

できてしまったニキビは外用薬を使って早く炎症をしずめよう

ニキビの治療薬の主流になっているのは、クリームや軟膏などの外用薬(塗り薬)です。

ニキビができてしまった場合は症状の悪化を防ぐため、外用薬ですみやかに炎症をしずめます。使用上の注意に従い、洗顔後の清潔な肌に外用薬を適量塗りましょう。早めに薬を使うほど治りやすく、跡が残る心配もなくなります。

ニキビ用の外用薬に共通する特徴は、有効成分に「殺菌・消毒成分」と「抗炎症成分」を組み合わせることで、アクネ菌の増殖を抑えながら同時にニキビの炎症をやわらげ、患部の修復を促進する効能をもっているところです。

外用薬を塗ると、患部に次のような作用がはたらくことでニキビの症状が改善されていきます。

  1. 硬くなった角質を柔らかくしてニキビの入り口を開く
  2. 開いたニキビの入り口から、詰まった皮脂を吸収して取り除く
  3. 抗菌成分がアクネ菌や雑菌を殺菌し、消炎成分が赤み、腫れをしずめる

これらの作用をもたらすのが次に挙げる有効成分です。

殺菌・消毒成分 イオウ
イソプロピルメチルフェノール
レゾルシン
ベンゼトニウム塩化物
抗炎症成分 イブプロフェンピコノール
グリチルレチン酸
アラントイン
角質を柔らかくする成分 イオウ
サリチル酸
皮膚を乾燥させる成分 イオウ
酸化亜鉛
傷を修復する成分 アラントイン

各メーカーの製品によって、少しずつ特徴が異なりますが、基本的な成分の組み合わせはそれほど変わりません。製品は、使用感の好みもあわせて選ぶとよいでしょう。

メーカー 製品名
レキットベンキーザー
ジャパン
クレアラシル ニキビ治療薬クリーム
クレアラシル オトナ肌対策 薬用 アクネジェル
小林製薬 ビフナイトnにきび治療薬
ライオン ペアアクネリキッド治療薬
ペアアクネクリームW
資生堂製薬 イハダ プリスクリードAC
イハダ アクネキュアクリーム
ピンプリットCニキビ治療薬
ピンプリットN
エスエス製薬 アンナザルベ・エース
大塚製薬 オロナインH軟膏

全体的には、油分が少なく伸びのよいバニシングクリームやジェルタイプのクリームが多く、べたつきが気になる大人ニキビにも使いやすいものが多くなっています。

定番のニキビ薬「クレアラシル」シリーズ

クレアラシルシリーズ商品イメージ

クレアラシルは、お父さんお母さんの世代から「ニキビと言えばクレアラシル」と言われるロングセラーのニキビ治療薬。販売会社「レキットベンキーザー」のあるアメリカ、ドイツなどでもトップシェアを誇っています。

クレアラシルには思春期ニキビと大人ニキビに使える「クレアラシル ニキビ治療薬クリーム」と、大人ニキビ用の医薬部外品「クレアラシル オトナ肌対策 薬用 アクネジェル」があります。

製品名 剤型 有効成分
クレアラシル
ニキビ治療薬クリーム
クリーム イオウ
グリチルリチン酸ニカリウム
レゾルシン
トコフェロール酢酸エステル
クレアラシル
オトナ肌対策 薬用 アクネジェル
ジェル イソプロピルメチルフェノール
レゾルシン
ピリドキシン塩酸塩
トコフェロール酢酸エステル
アラントイン
クレアラシル ニキビ治療薬クリーム
「クレアラシル ニキビ治療薬クリーム」の特徴は、白色と肌色の2色から選べるところ。赤みのあるニキビは肌色タイプを使うとニキビが目立ちにくくなります。

思春期ニキビだけでなく、大人ニキビも使え、口コミでもなかなか評判はいいみたいです。

  • 洗顔後に塗っていたら数日でニキビが治った。
  • 生理前にできるあごのニキビによく効いた。
  • 肌色クリームは目立たないので助かる。

ただし「イオウのにおいが気になる」「患部がカサカサになる」といった声も聞かれます。

クレアラシル オトナ肌対策 薬用 アクネジェル
「クレアラシル オトナ肌対策 薬用 アクネジェル」は分類は医薬部外品なので、厳密には薬ではなく薬用化粧品の扱いになりますが、スキンケアのとき気になるニキビの集中ケアとして使うとニキビの治療に効果が期待できます。

オイルフリーのさっぱりしたジェルなので重さもなく、透明で目立ちにくいのが魅力です。保湿成分やビタミンCが肌をすこやかに保ち、気になる乾燥やニキビ跡も予防してくれます。

大人ニキビに使っている人の評判もいいようです。

  • 寝る前に塗って朝起きるとニキビが小さくなっている。
  • 使っているとニキビがひどくなるのが防げる。
  • 白くないので塗っても目立たないのがうれしい。
  • イオウが配合されていないのでニオイが気にならない。

一方で「あまり効果が感じられない」という口コミもあります。

イオウは皮膚を乾燥させる作用があるので、思春期ニキビと違って肌が乾燥しやすい大人ニキビに使うと、肌のバリア機能が低下して患部に炎症が起こりやすくなる可能性があります。

イオウは皮脂を吸収するので、脂性肌、皮脂の多いTゾーンやおでこには相性がよいのですが、肌が乾燥している人の大人ニキビ、乾燥しやすいあごの大人ニキビに使う場合は乾燥によるニキビの悪化にも注意が必要です。様子を見ながら薬を使いましょう。

オトナ肌対策 薬用アクネジェルは医薬品ではないので、高い薬効はあまり期待できないようです。

できてしまったニキビには、第2類医薬品の「クレアラシル ニキビ治療薬クリーム」を、初期のニキビを治したり大人ニキビを予防したいときには「オトナ肌対策 薬用アクネジェル」といったように、ニキビの状態に合わせてクレアラシルを使い分けるのもよいでしょう。

寝ている間に集中ケア「ビフナイトnにきび治療薬」

ビフナイトnにきび治療薬商品イメージ

「ビフナイトnニキビ治療薬」は、小林製薬「ビフナイト」シリーズにラインナップされている医薬品です。思春期ニキビに使っていたという人も多いようです。

製品名 剤型 有効成分
ビフナイトn ニキビ治療薬
(第3類医薬品)
クリーム イオウ
グリチルリチン酸ニカリウム
レゾルシン
トコフェロール酢酸エステル

ビフナイトnニキビ治療薬は、おやすみ前にニキビに塗って治すタイプ。眠っている間に有効成分がはたらきかけてニキビを治してくれます。

大人ニキビに使って効きめに満足している人も多いです。

  • 寝る前ニキビに塗ると朝起きたときにはニキビが治っている即効性がうれしい。
  • 市販薬の中でもよく効くほうだと思う。
  • 寝ている間に治せるので簡単で楽。

しかし、なかには「イオウ成分の白浮きが気になる」「炎症を起こしたニキビにはあまり効かなかった」と、使用感や効きめにあまり満足できなかった人もいるようです。

ビフナイトnニキビ治療薬は、初期ニキビの使用がすすめられています。炎症を起こしていない黒ニキビや白ニキビに使うと進行を食い止めることができます。

また、イオウが配合され、特有のにおいや粉浮きが気になりやすいので、就寝中にしっかり塗って集中的にニキビを治してしまうのもおすすめです。

大人ニキビに「ペアアクネクリームW」「ペアアクネリキッド治療薬」

ペアアクネクリームWとペアアクネリキッド治療薬商品イメージ

ライオン「PAIR(ペア)」は、大人ニキビ向けのブランドです。塗るタイプの薬と飲み薬の5処方があり、ニキビの状態や原因にあわせて製品を選ぶことで、生理前に出やすい大人ニキビを予防:改善していきます。

できてしまったニキビには、塗るタイプ「ペアアクネクリームW」「ペアアクネリキッド治療薬」の利用がすすめられています。

製品名 剤型 有効成分
ペアアクネリキッド治療薬 リキッド サリチル酸
イソプロピルメチルフェノール
アラントイン
ペアアクネクリームW クリーム イブプロフェンピコノール
イソプロピルメチルフェノール
ペアアクネリキッド治療薬
でき始めのニキビには、毛穴を柔らかくして詰まりを取り除く「ペアアクネリキッド治療薬」がおすすめです。

  • 毎日使っていたらニキビができにくくなった
  • 使っていると肌が柔らかくなる
  • 生理前のニキビが悪化しなくなった

といった口コミがある一方で「肌にしみて痛かった」という意見もあったので、肌の炎症がある時、肌が敏感になっているときは使用を控えた方がよいかもしれません。

ペアアクネクリームW
炎症を起こして痕が残りそうになっているニキビには、炎症をもとからしずめる「ペアアクネクリームW」を使うのがおススメです。

大人ニキビが改善されたという口コミも多くなっています。

  • 寝る前に塗ったら、翌朝にニキビの炎症がおさまっていた
  • こまめにつけ直したら、とてもよく効いてくれた
  • メイクするときでも使えるところがうれしい

一方で「生理前のニキビがひどくなるので使ってみたけど効果がなかった。」という声も聞かれます。

こちらの製品は、洗顔後、化粧水や乳液で肌を整える前の肌に使用することがすすめられえていますが、どちらも目立たずにおいも気にならないので、日中も気軽に使うことができます。

ただし、生理前のホルモンバランスが大きく乱れている人は、薬を塗るだけでは生理前のニキビが改善されないので、からだの内側からホルモンバランスを整えるケアに切り替えることもすすめられます。

デリケートな肌の生理前ニキビに資生堂薬品「イハダ」

イハダプリスクリードACとイハダアクネキュアクリーム商品イメージ

資生堂薬品「IHADA(イハダ)は、デリケートな肌に起こりやすいトラブルを予防・改善するコンセプトの医薬品ブランドです。化粧品のトップシェアを誇る資生堂のグループ会社が販売しているだけに、効果の信頼度も高いです。

イハダのラインナップにある第3類医薬品のローション「プリスクリードAC」と第2類医薬品のジェルクリーム「イハダ アクネキュアクリーム」は肌にやさしく、ゆらぎやすい肌がくり返すニキビの治療に安心して使えます。

製品名 剤型 有効成分
イハダ
プリスクリードAC
ローション ベンゼトニウム塩化物
アラントイン
グリチルリチン酸ジカリウム
イハダ
アクネキュアクリーム
ジェルクリーム イブプロフェンピコノール
イソプロピルメチルフェノール

おでこやあごにできるニキビを広範囲にケアするなら、傷を消毒して炎症をしずめる「イハダ プリスクリードAC」を、できてしまった大人ニキビを治療するには刺激の少ない「イハダ アクネキュアクリーム」を使うとよいでしょう。

どちらの製品もさっぱりしていながらみずみずしく、使用感や肌へのやさしさは評判がよいようです。

  • ニキビの炎症がおさまった
  • 生理前のニキビに効いてくれる
  • メイク時も使いやすい

といった満足の声もある一方「効きめがマイルドで、ニキビがあまり改善されなかった」という声も挙がっていました。効きめをフォローするには、からだの内側から肌の調子を整えるケアがおすすめです。

目立ちにくく使いやすい資生堂薬品「ピンプリット」シリーズ

ピンプリット商品イメージ

資生堂薬品には「ピンプリット」というニキビ治療薬のブランドもあります。

製品名 剤型 有効成分
ピンプリットCニキビ治療薬
ピンプリットN
クリーム イオウ
イソプロピルメチルフェノール
レゾルシン
酸化亜鉛(ピンプリットN)

第2類医薬品のクリーム「ピンプリットC」と「ピンプリットニキビ治療薬N」は、有効成分が同じで、どちらもオイルフリーでさっぱりした使い心地になっています。

「ピンプリット にきび治療薬C」は無色なので塗っても目立たず「ピンプリットN」は肌色なのでニキビの赤みを隠したいときに適しています。お好みに合わせて色のタイプで選ぶとよいでしょう。

「ニキビが良くなった」という口コミも多く見られます。

  • 即効性が感じられる。
  • ほかの市販薬よりも合っているみたい。
  • 赤みのあるニキビの炎症が改善してくれる。

しかし「乾燥するとポロポロ取れやすい」「においが強い」といった口コミもけっこう多いようです。

イオウが配合されているので効きもよいのですが、粉浮きしたりにおいが気になったりする人は、お出かけしない日やにおいが気になりにくい就寝時に集中ケアをするのがよいかもしれません。

大人ニキビにもしっかり効くエスエス製薬「アンナザルベ・エース」

アンナザルベエース商品イメージ

エスエス製薬「アンナザルベ・エース」は、思春期ニキビにも大人ニキビにも使えるニキビ治療薬です。

製品名 分類 有効成分
アンナザルベ・エース 第2類医薬品 イオウ
レゾルシン
グリチルリチン酸

オーソドックスな成分配合で効きめもしっかりしていて、べたつかないので使いやすくなっています。口コミの評判も安定しているようです。

  • ほかの市販薬よりも効いた
  • 皮脂でべたついているところのニキビによく効いた
  • 赤いニキビに塗って寝ると次の日に小さくなっている

ただし「イオウのにおいが強い」「目立ちにくいとあるけど、乾燥したら白浮きする」といった口コミもあります。薬を塗るタイミングやつける量を工夫すると、使用感が改善できるのではないでしょうか。

実はニキビにも使える大塚製薬「オロナインH軟膏」

オロナインH軟膏商品イメージ

大塚製薬「オロナインH軟膏」も、隠れたファンが多いニキビの塗り薬。昔から家庭の常備薬として親しまれている安心感があり、リーズナブルで買い求めやすいところが魅力です。

製品名 剤型 有効成分
オロナインH軟膏 軟膏 クロルヘキシジングルコン酸塩液

オロナインH軟膏はニキビ専門薬ではありませんが、パッケージの効能の部分には「にきび」「吹出物」としっかり表示されています。

主成分の「クロルヘキシジングルコン酸塩液」には殺菌・消毒作用があり、アクネ菌を殺菌・消毒してニキビの炎症をしずめる効果が期待されます。

ニキビへの効きめに対する評価もなかなかよいようです。

  • ニキビができかけているときに塗るとすぐ治る
  • ニキビを覆うように塗って寝ると次の日にニキビが小さくなっている
  • 思春期ニキビのころからお世話になっていて、大人ニキビにも効く
  • 家にこれがあれば、なんにでも使えて重宝する

ただ「香りが気になる」「べたつく」「油分で毛穴がふさがってニキビが悪化した」という意見もあるので、塗り過ぎに注意し、皮脂の分泌が過剰になっているところへの使用は控えた方がよいかもしれません。

ホルモンバランスの乱れで起こるニキビは内服薬の力も必要

外用薬が外側からニキビの原因や起こっている炎症をしずめるのに対し、内服薬は肌の調子を整える成分を補給することでニキビを治りやすくする効果があります。

生理前のニキビが治りにくい場合は、外用薬だけでなく内服薬を一緒に使用するのがよいでしょう。

内服薬に用いられる主な有効成分はビタミンです。皮膚のターンオーバー(皮膚細胞の生まれ変わり)を促進するビタミンB2・B6をはじめ、皮膚の機能を高めてニキビを早くきれいに治す成分が一緒に配合されます。

ニキビ用の内服薬に配合される代表的な成分には次の種類があります。

成分 ニキビに対する効能
ビタミンB2 脂質の代謝を促進させ、皮脂の分泌を抑える
ビタミンB6 皮膚のターンオーバーを正常に導き、
ニキビで受けた皮膚のダメージを修復する
ビタミンB1 糖質をはじめ、たんぱく質や脂質の代謝にも関与し、
皮膚のターンオーバーを正常に導く
アスコルビン酸
(ビタミンC)
皮膚の抵抗力を高める
メラニン色素の沈着を防ぎ、ニキビをきれいに治す
L-システイン 皮膚のターンオーバーを促進する
メラニン色素の排出を促進し、ニキビをきれいに治す
ヨクイニン
(ハトムギの種子)
皮膚のターンオーバーを促進する
抗炎症作用・皮膚を保湿する作用がある

生理前には、ホルモンバランスが乱れて皮脂や肌の水分がアンバランスになるために大人ニキビができやすくなります。

内服薬には皮脂の分泌を抑えたり肌の乾燥を防いだりする成分が配合されているので、生理前にニキビのできやすい人が服用すると、からだの内側からニキビのできにくい肌に整える効果が期待できます。

ホルモンバランスを整える方法としてピルを服用する方法もありますが、ビタミンや生薬はピルのような副作用の心配なく肌の調子を整えてくれるので、安心して使用することができます。

ただし内服薬は外用薬と異なり、翌日には効果があらわれる、といったような即効性はありません。皮膚が日にちをかけて少しずつ生まれ変わっていくことで、ニキビが治りきれいな肌に戻っていきます。

個人差もありますが、効果を体感するには1~3か月かかるとされているので、じっくり気長に飲み続けるのがおすすめです。

エーザイ「チョコラBBピュア」「チョコラBBプラス」

チョコラBBピュアとチョコラBBプラス商品イメージ

エーザイの「チョコラBB」は、肌の調子を整える活性型ビタミンB2を配合したビタミン剤です。「チョコラBBプラス」「チョコラBBピュア」にはビタミンBが高単位で配合され、体調が原因で起こる肌荒れやニキビを効率良く改善します。

製品名 効能 有効成分
チョコラBBピュア 肌荒れ・ニキビ ビタミンB2・B6・B1
ニコチン酸アミド
パントテン酸カルシウム
チョコラBBプラス 肌荒れ・ニキビ
口内炎
ビタミンB2・B6・B1
アスコルビン酸カルシウム
ニコチン酸アミド

チョコラBBプラスは皮脂や肌の乾燥が気になる人のニキビに、チョコラBBピュアはコラーゲンの生成を促すビタミンC配合で肌のダメージを修復してニキビをきれいに治したい人におすすめ。

ビタミンB1、ニコチン酸アミド、パントテン酸カルシウムなどビタミンB群が配合され、ビタミンB2・B6と助け合って皮膚のターンオーバーを効率良く高めます。

お急ぎの場合はドリンクタイプを使用するのもおすすめです。

ライオン「ペアA錠」「ペア漢方エキス錠」

ペアA錠とペア漢方エキス錠商品イメージ

生理前のニキビの予防と治療には、ライオン「ペア」シリーズの外用薬と併用して、内服薬「ペアA錠」または「ペア漢方エキス錠」を服用するとより効果的です。

製品名 効能 有効成分
ペアA錠 肌あれ・ニキビ
湿疹・かぶれ・口内炎など
グルクロノラクトン
L-システイン
ビタミンB2・B6
ヨクイニン
ペア漢方エキス錠 ニキビ・湿疹・しみ
生理痛・生理不順など
ケイヒ
ブクリョウ
ボタンピ
トウニン
シャクヤク

ペアA錠(第3類医薬品)は、有効成分の「グルクロノラクトン」が肝臓のはたらきを促進し、ニキビの原因となる毒素の排出を促進します。またビタミンやヨクイニンが配合され、肌のターンオーバーを正常に導きます。

ペア漢方エキス錠(第2類医薬品)は、婦人科系の不調を改善する漢方薬「桂枝茯苓丸」の処方となっており、ホルモンバランスの乱れによって起こるニキビや女性特有の症状をしずめます。

どちらも生理前のニキビに効きますが、生理不順や月経前症候群(PMS)など生理のトラブルを伴う人はペア漢方エキス錠をえら選ぶのがおすすめです。体力がある人に適しています。

エスエス製薬「ハイチオールBクリア」

ハイチオールBクリア商品イメージ

エスエス製薬の「ハイチオール」は、トラブルのないきれいな肌に導くことをコンセプトとした医薬品のブランドです。ニキビ用の製品には「ハイチオールBクリア(第3医薬品)」があります。

製品名 効能 有効成分
ハイチオールBクリア 肌あれ・ニキビ
湿疹・かぶれ・口内炎など
L-システイン
ビタミンB2・B6・B1
ニコチン酸アミド
ビオチン
パントテン酸カルシウム
ビタミンC

ハイチオールBクリアの特徴は、皮膚を作るために欠かせないL-システインや、ビオチン、パントテン酸などのビタミンB群が配合され、肌のターンオーバーを正常に導く効果がより高くなっているところです。

美白ケアが強みのブランドなので、メラニンの沈着を防いでニキビをきれいに治す効果も期待できます。

クラシエ「ヨクイノーゲンBC錠」

ヨクイノーゲンBC錠商品イメージ

「クラシエ」の「ヨクイニンタブレット」は、肌荒れやイボに効く「ヨクイニン」を、飲みやすい錠剤にした医薬品のブランドです。生理前のニキビには「ヨクイノーゲンBC錠」がおすすめです。

製品名 効能 有効成分
ヨクイノーゲンBC錠 肌あれ・ニキビ・口内炎 ビタミンB2・B6
ヨクイニンエキス
ビタミンC

炎症をしずめ肌をなめらかにするヨクイニンに肌の調子を整えるビタミンが配合され、からだの内側からじっくりとニキビの症状を改善していきます。

生理前のニキビ対策には、ニキビができたときだけではなく、毎日飲み続けて肌の調子を整えることをおすすめします。

改善されない場合は皮膚科の治療に切り替えを

市販薬を使うと手軽にニキビの治療ができて助かりますね。

ただし、ホルモンバランスの乱れによって起こるニキビに市販薬を使って症状が悪化したり、しばらく使い続けて改善が見られない場合は、薬の使用を控え、皮膚科または婦人科の治療に切り替えることもおすすめします。

薬局で市販されている漢方薬については生理前ニキビに効果のある漢方薬。手軽に購入できる7選で説明しています。こちらも参考にしてみてください。

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